こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です
オウンドメディアをこれから構築する、もしくは既に運用しているWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。
- オウンドメディアの基礎を書籍で学びたい
- オウンドメディアの企画や制作、運用におすすめの参考書を探している
- オウンドメディアで成果を上げるための戦略や設計の考え方やコツを学びたい
このような課題をお持ちの方に、この記事ではオウンドメディアの構築や運用に関する参考書籍をご紹介します。
なお、オウンドメディアの効果的な構築方法と最新事例については、以下の記事も合わせて参考にしてください。
-
オウンドメディアとは?効果的な構築方法と最新成功事例紹介
「オウンドメディアを実施したいけど社内をうまく説得できない」「オウンドメディアに興味があるがどう構築していいかわからない」などでお悩みのWebマーケティング担当者の方は多いのではないでしょうか。 この ...
オウンドメディアとは
オウンドメディアの概要
オウンドメディアとは、Webマーケティングにおいて「自社が運営するWebサイト」を指します。
オウンドメディアを運営することで、企業や商品、サービスに関する認知獲得や情報発信、見込み客(リード)の獲得と様々な効果があります。
集客手段はBtoB向けオウンドメディアや運用初期のオウンドメディアはSEO対策に注力し、BtoC向けオウンドメディアの場合はSEOと併せてSNSを活用した集客を行うことが一般的です。
オウンドメディアを構築する時の検討ステップ
オウンドメディアを構築する段階では、以下のような検討プロセスがあります。
- オウンドメディアの目的を設定する
- オウンドメディアのペルソナを分析する
- カスタマージャーニーを作成する
- KGI、KPIを設定する
- コンテンツ設計をする
- CMSの選定およびサイト構築
構築後は運用作業として以下のようなものがあります。
- アクセス状況分析
- コンテンツ作成
- ライティングなどの技術向上
- 継続的な集客施策(SEO、SNS)
このように0からオウンドメディアを構築運用する場合、様々な知識を習得する必要があります。
今回は2023年前後に発売された書籍を中心にオウンドメディア構築運用に役立つ書籍をご紹介します。
オウンドメディアの基礎が学べる本
国内の多くのオウンドメディアがWordPressなどのCMSを使って構築されています。
オウンドメディアの構築を代行企業に委託する場合はサイト構築に関する知識は不要ですが、運用を自社で行う場合には、WordPressやWixなど、お使いのCMSの使い方についてはあらかじめ学んでおく必要があります。
-
オウンドメディアサイト向けおすすめCMS10選
オウンドメディアをこれから構築する、もしくは既に運用しているWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。 オウンドメディアを構築するにあたりCMSの導入を検討している方 自社のコンテン ...
いちばんやさしいWordPressの教本/石川栄和他
この書籍は、WordPressの最新バージョン(6.x)に対応したWordPressの基本的な使い方やWebサイトの作り方をまとめた書籍になります。
この一冊で完璧なオウンドメディアが完成する訳ではありませんが、WordPressに関する基礎知識を学びたい方や、自分でサイト構築をしてみたい方におすすめの書籍になります。
Wixではじめてのホームページ制作(2023年版)/相澤裕介
この書籍では、クラウド型CMSとして世界中で利用されている「Wix」の使い方が解説されています。
Wixは無料で豊富なデザインテンプレートの中からWebサイトを作成することができますが、ロゴを非表示にしたい場合は有料プランに登録する必要があります。
Wixの使い方を学んでみたい方やWordPressより簡単なCMSを探している方におすすめです。
→「Wixではじめてのホームページ制作(2023年版)」はこちら
Webデザイン良質見本帳[第2版]/久保田涼子
Webサイトを作成する際はWebデザインに関する知識も必要となります。
オウンドメディアについてはデザイナーが選ぶ優れたデザインをまとめた「ギャラリーサイト」も存在しますが、初心者についてはWebデザインに関する書籍から学ぶこともおすすめです。
この書籍では色別のオススメサイトデザインや参考になるデザインが多数収録されています。
オウンドメディア戦略・設計の考え方がわかる本
オウンドメディアを運営する中で軸がブレてしまうことを避けるためにも、目的やペルソナについては明確にしておく必要があります。
目的や成果となるポイント(コンバージョンポイント)を設定すると、オウンドメディアを訪問したユーザーの遷移や心理状態を可視化した「カスタマージャーニーマップ」を作成しやすくなり、KGIやKPIの設計もスムーズに進めることができます。
ステークホルダーを巻き込みファンをつくる!オウンドメディア進化論/平山高敏
著者の方はKIRIN公式noteの立ち上げに関わるなど、オウンドメディアの運用について豊富な経験があります。
この書籍ではオウンドメディアを運営する心構えについて、BtoB、BtoCを問わずあらゆるビジネスで必要とされる顧客とのコミュニケーションの取り方などについて経験を交えながらポイントを解説しています。
→「ステークホルダーを巻き込みファンをつくる!オウンドメディア進化論」はこちら
はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ/加藤希尊
カスタマージャーニーマップ(CJM)はペルソナ分析を行った上で、ペルソナがどのような心理状態でサイト内を遷移するかなどを可視化した図になります。
国内企業1000社、2000名が体験したワークショップを元に、CJMに関する理解を深めることができます。
本書を参考に、オウンドメディアを構築するステップの一つとして、または定期的に方向性を見直すタイミングで、運用メンバー間で意識統一をはかるためにワークショップを開くことも可能です。
→「はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ」はこちら
オウンドメディアリクルーティングの教科書/Indeed Japanオウンドメディアリクルーティングプロジェクト
大企業などで広がっているのが採用活動に特化したオウンドメディアです。
採用活動に特化したオウンドメディアを運用する際は「入社後のミスマッチ」を防ぐことをコンセプトとするため、社内イベントや社員インタビュー、企業理念の解説などが主なコンテンツ内容となります。
この書籍ではオウンドメディアを活用した採用活動について採用戦略や採用におけるペルソナ作成などについて解説されています。
オウンドメディアの企画制作・運用の参考書
オウンドメディアを運用して効果を最大化させるためには、多くのユーザーを集客し、自社のビジネスに繋げていく必要があります。
そのためには集客手段としてのSEO対策や、記事の品質を向上させるライティング技術が重要となります。
さらに、PDCAサイクルを回す上でアクセス解析やCVR改善など、様々な改善施策を実施することも重要です。
デジタル時代の実践スキル Webライティング/佐々木ゴウ
オウンドメディアの記事作成について自社の運用担当者が原稿を作成する場合、ライティング技術が不足していると内容についての読者の理解が進まずに、思うように成果を出せないことがあります。
この書籍ではSEOを意識した「SEOライティング」など、Web上の記事コンテンツを作成する上で必要なライティングに関する知識がまとめられています。
記者ハンドブック 第14版/共同通信社
記事作成などの場面において、様々な日本語表記について「正しい使い方は?」「どう書けば伝わりやすい?」など悩むシーンがあります。
この「記者ハンドブック」は長きにわたり新聞記者やWebライターの表記ルールの拠り所とされており、具体的な表記ルールを学びたい方やどう表記すべきか悩むことが多い方は持っておくと安心です。
読みたいことを、書けばいい。/田中泰延
オウンドメディアに運用する中で担当者が持つお悩みとして多いのが「書く内容が見つからない(ネタ切れ)」です。
この課題を解決するアイディアとしては読者(ユーザー)側の視点に立つなど様々な考え方がありますが、この本を読むとリサーチの重要性や「誰が書いている」かの重要性や「自分の文章を読んでもつまらない」理由など、ライティングを行う中で直面する悩みに前向きに向き合うことができます。
これからのAI×Webライティング本格講座/瀧内賢
現在「ChatGPT」など生成AIを活用したWebライティングに注目が集まっています。
オウンドメディアの運用を効率化する上で、生成AIは見出しの作成や簡単なコード修正など、文章生成以外にも様々な使い道があり、生成AIに関する知識が今後不可欠となる未来も予想されます。
この書籍でAIによるWebライティング方法を学ぶことで、記事作成を効率化することが可能です。
デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』 第3版/長谷川直紀他
特にBtoC分野においては、オウンドメディアへの集客手段としてSNSが果たす役割は非常に大きくなります。
とはいえ、X(旧Twitter)で新着記事を自動投稿するだけでは不十分で、SNSアカウントの基本的な運用方法を学んでおくとオウンドメディア運用でも成果を上げることが可能です。
この書籍は中小企業においてSNS担当者に任命された方だけでなく、SNSを活用してオウンドメディアに集客したいWebマーケティング担当者にも人気の書籍の最新版です。
→「デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』 第3版」はこちら
「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本/小川卓
長年Google Analyticsを使ったサイト分析に関する書籍を出版されている小川卓氏が2022年に出版した書籍になります。
探索レポート機能など、中級者以上のノウハウも多く含まれているため、GA4の基礎知識を知りたい方は「いちばんやさしいGoogleアナリティクス4の教本」もおすすめです。
→「『やりたいこと』からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本」はこちら
まとめ
オウンドメディアの構築や運用に関する知識は企業のWebサイトやオウンドメディアからも学習することが可能ですが、マーケティングに関する専門家の意見を知りたいときや体系化して理解を深めたい場合には書籍を購入することもおすすめです。
時代のニーズに対応するかたちで「Google Analytics(GA4)の使い方」や「ライティング技術」に関する書籍は近年も多くの書籍が出版されていますので、気になる書籍が見つかったら購入してみてはいかがでしょうか。
ディレクターバンクでは、オウンドメディアの構築・運用に関する様々なご相談を日々お受けしています。様々な業種においてWebマーケティング活動の同伴サポートや運用のお手伝いなどを行なっておりますので、ご興味がありましたらぜひ一度弊社までお問い合わせください。
オウンドメディアのサイト改善、記事コンテンツ制作をワンストップで代行
ディレクターバンク(株)のオウンドメディア記事制作は、ターゲットユーザー選定、キーワード分析から、オウンドメディアのコンテンツ企画、記事制作まで、オウンドメディア運営の必要なサポートをワンストップで提供させていただきます。