本日より連載企画「新米担当におすすめ!SNSマーケターへの道」がスタートします!TwitterやInstagramなど、新しく企業SNSの運用担当者となった方の視点で、今さら聞けない基本的なSNS運用のポイントをご紹介していきます。
記念すべき第1回のテーマは「SNSアカウント開設直後のフォロワーの増やし方」について。
SNSマーケティングの専門エージェンシー・株式会社コムニコのシニアコンサルタント吉澤理奈さんに教えていただきました。
シニアコンサルタント 吉澤理奈さん(株式会社コムニコ)
《会社概要》Facebook、Twitter、Instagram、LINE、YouTubeなどSNS活用における戦略立案・ 投稿作成・効果検証・レポート作成・炎上対策などをワンストップでサポートしてくれる専門エージェンシー。(本社:東京都中央区、代表取締役社長:林雅之、2008年設立、従業員数 約90名 ※2020年4月時点) |
SNSアカウント開設後のファーストステップって?
ディレクターバンク編集スタッフ(以下、DB編集):吉澤さん、本日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、Twitterを初めとしたSNSアカウントを新設し、プロフィールやアイコンなど一通り設定を終えたら、まずは何をすればいいのでしょうか?
コムニコ吉澤さん(以下敬称略):こちらこそよろしくお願いいたします。そうですね、SNSアカウントを開設したら、自社の投稿を届けるための「ファンを集める」ことが大切です。まずは既に確立されている顧客とのタッチポイントで「SNS(Twitter・Instagram)始めました!」とアナウンスしましょう。WEBサイトへの掲出やメルマガ配信はもちろん、店舗型のサービスであれば店頭告知も有効です。
DB編集:なるほど、まずは最も身近な人へお知らせするんですね。
コムニコ吉澤:はい。で、ある程度周知が広がったら、広告出稿やキャンペーンの実施を検討してみてください。広告メニューを活用すると、効率よくフォロワー数を増やすことができます。
DB編集:さっそくお金がかかるんですか…(笑)?
コムニコ吉澤:自社の商品・サービスを知らない潜在顧客を集めることができる効果的な施策ですし、少額から出稿可能なので、ぜひお試しいただければと思います。
DB編集:確かに新しく潜在顧客にアプローチできるなら、試してみる価値がありそうですね。
SNSキャンペーンを実施してみよう
DB編集:フォローすればプレゼントが当たる!というキャンペーンもよく見かけますが、どうですか?
コムニコ吉澤:新規フォロワー獲得施策として効果的だと思います。私たちも、アカウントフォローを条件にしたSNSキャンペーンの企画・運用はよく行っています。Twitterであれば、キャンペーン参加直後にすぐにリプライやDMで当選通知が届く「インスタントウィンキャンペーン」の効果がよく、とても人気です。
DB編集:実際にやろうとすると、やり方がイマイチわからないですね。キャンペーンを実施する期間、賞品は何をどのくらい準備するのか、抽選方法など。
コムニコ吉澤:はじめての場合でも、簡単にキャンペーンが実施できるサービスはたくさんあるので、使ってみるとよいかもしれませんね。弊社にも「ATELU」というSNSキャンペーンツールがあるので、チェックしてみてください。そういったツール提供会社には、キャンペーン実施事例がたくさんあり、どんな内容のキャンペーンが効果的なのかという知見を持っていますので、相談してみるのもよいと思いますよ。
DB編集:ありがとうございます。では、後日改めてご相談します(笑)。
ハッシュタグ選定にも効果検証が必要
DB編集:その他にフォロワー獲得方法はどんなものがありますか?
コムニコ吉澤:ハッシュタグ経由でアカウントを見つけてもらう方法があります。Twitterならリツイートで拡散されたり、ハッシュタグ以外のワードで検索に引っかかったりすることがありますが、Instagramではハッシュタグ検索で見つけてもらう以外にありません。各投稿に利用数(投稿数)の多い人気ハッシュタグをつけておくことで、投稿を見てもらえる可能性が上がるので、どのハッシュタグを投稿に含めるかがポイントになります。
DB編集:ハッシュタグって、なんとなく使っていましたが、意外と重要なんですね。
コムニコ吉澤:そうなんです。私たちも日々ハッシュタグの分析をしています。どのハッシュタグをつければ、より多くのユーザーの目に触れるのか、常に検証しています。
フォロワー何人を目指せばいいの?
コムニコ吉澤:ところで、フォロワー数の目標は設定していますか?
DB編集:あ、そういえば決めていなかったです。多ければ多いほどいい、ぐらいにしか考えていませんでした。
コムニコ吉澤:そうでしたか。SNS運用の目的(KGI)と目標(KPI)は必ず決めておきましょう!
目的によって目標は様々ですが、フォロワー数を目標とする場合、Instagramはフォロワーが1万人を超すと使えるようになる機能があるため、まずは1万を目指すことをご提案しています。また、競合他社がすでにSNS運用しているのであれば、そのフォロワー数を追いかけることも1つの決め方ですね。そういったベンチマークがなければ、TwitterやInstagramのユーザーのうち、ターゲットになりうる潜在ユーザーが何人ぐらいいるのかシミュレーションした上で決めていくこともできます。
DB編集:なるほど、一概に何人を目指せばOKという正解はないということですね。一度社内でゴールについて検討してみます。
コムニコ吉澤:頑張ってくださいね。そして、目標のフォロワー数に到達した後は、次の目標設定をどうするかを考えていきましょう。そのままフォロワー数を増やし続けるのか、それとも目先を変えて、獲得したフォロワーの離脱防止や、そのフォロワーの中から熱量の高い「コアファン」の育成に注力していくのか、など、目的に応じて、考えられる施策は多岐に渡ります。
DB編集:ありがとうございます。目標達成後のことにまで頭が回らないので、まずはフォロワーを増やすところからはじめてみます(笑)。
コムニコ吉澤:先走ってしまって、ごめんなさい(笑)。目標設定をする上で「フォロワー数」はとてもわかりやすいKPIではありますが、そもそもSNS運用は「ビジネス課題を解決するマーケティング施策」であることを忘れずに運用して欲しいなとは思います。例えばがむしゃらにTwitterでフォロワーを集めたところで、集まって欲しいターゲット像とかけ離れていては意味がありませんし、どんな情報を届けたいのかがあやふやでは、次第にフォロワーも離脱していきますからね。
DB編集:確かに、せっかく集めたフォロワーが離脱してしまっては意味がないですね。フォロワー数を増やしつつ、SNS運用を通じてどんな効果を得たいのかも検討します!
コムニコ吉澤:ぜひ!アカウントフォローしてくれるということは、御社のサービスに興味を持ってくれているサインなので、ポジティブな関係性を構築できるとよいですね。TwitterやInstagramをはじめとするSNS運用は情報のこまめなキャッチアップが必要になり大変ですが、フォロワーからのリアクションが直接得られるという醍醐味もあります。楽しんで取り組んでみてください。
DB編集:吉澤さん、ありがとうございました。
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実施可能なキャンペーン例
● フォロー&リツイートキャンペーン
● インスタントウィン(即時抽選)
● ハッシュタグ投稿キャンペーン
● オートリプライ
● フォロー&コメントキャンペーン
サービスの特徴
SNS専門エージェンシー・コムニコが独自に開発をしているキャンペーンプラットフォームなので、SNS運用の現場でリアルに発生するニーズに対応。応募者抽出や当選者選定・当選DM配信など、事務局の手間を削減します。
InstagramやXなどのSNS運用を経験豊富なディレクターが代行
ディレクターバンク(株)のSNS運用代行は、Instagram、X、LINE、Facebookなど、企業のSNSアカウントの企画、運用業務を、経験豊富なディレクターが代行。御社のファン作り、潜在顧客へのリーチを拡大させます。