PR投稿の効果は、インスタグラマーの"リーチ力”にかかっている!?|教えて!先輩マーケター!

2020年12月24日

連載企画「新米担当におすすめ!SNSマーケターへの道」。第8回は「インスタのPR投稿をインフルエンサーに依頼する」をテーマにお届けします。インスタのインフルエンサーを活用したマーケティング手法は、幅広い企業に取り入れられ、すでに一般的になりましたが、その依頼方法はより効率的でリースナブルになってきています。今回は、インスタのインフルエンサーを活用したマーケティング支援サービスを幅広く提供しているWoomyさんに、最近のトレンドと依頼時のポイントについてお聞きしました。

Woomy

Woomy Castingは、フォロワー数3,000名〜のインフルエンサー7,500名以上が登録しているプラットフォーム上でで、企業とインスタのインフルエンサーをマッチングさせる無料サービス。商品提供のみでもインスタのPR投稿依頼ができることが特長。その他にも、来店した感想をインスタに投稿してもらうサービスや、クリック保証でWEBページへの誘導強化を行えるサービスなど、多数展開中。

インタビュー担当:ディレクターバンクの高野。
新米SNS担当 高野

何を目的として、インスタのPR投稿を依頼するの?

ディレクターバンク高野(以下、DB高野):今日は「インスタのPR投稿をインフルエンサーに依頼する」をテーマに、いろいろと教えてください!インフルエンサーの起用はかなり一般的になってきましたが、企業のインスタ担当が気をつけるべきことは何でしょうか?

Woomyさん(以下敬称略):こちらこそお願いします。インスタ上のPR投稿を依頼する際に最も重要なことは、効果のいいインフルエンサーを採用できるかどうかです。インスタのPR投稿の成功は誰を採用するかで決まると考えて問題ありません。

DB高野:なるほど。まずは企業がPR投稿を依頼する場合の「効果」について、具体的には何をさしていますか?

Woomy:企業によって様々ですが、弊社サービスをご利用いただいている企業様はストレートに売上UPを目的としてPR投稿の依頼をされることが多いです。商材の認知度をあげ、そして実際に商材をWEB検索へ誘導したり、実際の購入ページを訪問してもらったりと、購入検討を進めてもらえることを「効果」と呼んでいます。

DB高野:インスタのPR投稿を見た人が購入したかどうかを追うことはできるんですか?なんだか効果測定が複雑そうですが…。

Woomy:確かに、ユーザーがインスタ外でどんな行動をとったのか全てをトラッキングすることは難しいですが、正確な数値が欲しい場合は各PR投稿でクーポン配布を行い、その消化率をKPIとすることもできます。利用意向が反映されているとされる「PR投稿の保存数」で購入意向を測ることも考えられます。または、商品認知度を測定するのであれば、インスタのPR投稿のリーチ数をKPIとするのが現実的な効果測定の方法です。

 

フォロワー数だけでインフルエンサー選定するのは危険!

DB高野:で、先ほどおっしゃっていた「採用が決め手」というお話を詳しく教えてください。

Woomy:一般的に、フォロワー数が多ければ多いほど、たくさんのユーザーにリーチできると思う方も多いと思いますが、実はそうではありません。弊社で取得しているデータの分析によると、フォロワー数10万人以上いるインスタグラマーの約25%は、1投稿で10万人以上にリーチできている一方で、約15%が1投稿のリーチ数が100にも満たないという驚きの事実も明らかになっています。

DB高野:えっ!!同じフォロワー数なのに、そんなに違うんですね。

Woomy:そうなんです。フォロワー10万人もいるから安心、と思ってPR投稿を依頼しても、実質の効果は1,000倍もの開きがあることもあるので、本当に効果のあるインスタグラマー採用がとても重要なのです。

DB高野:では、その効果あるインフルエンサーをどうやって採用すればいいいのですか?

Woomy:弊社が運用しているインフルエンサープラットフォームでは、過去のPR投稿が、どのぐらいの保存数・リーチ数を獲得できたか、というインサイトデータを閲覧することができます。また、コスメ、アパレル、食品など、どんなジャンルの商材で拡散したかもわかるので、商材との相性も確認しながらインフルエンサーを選定できることもメリットです。

DB高野:なるほど、それはとてもいい判断材料ですね。

 

1投稿あたりの報酬の相場は?

DB高野:Woomyのプラットフォームは、代理店への手数料やインフルエンサーへの報酬なしでもインスタ上でPR投稿依頼ができると聞いていますが、本当ですか?

Woomy:本当です。が、インスタでのPR投稿が一般化してきた今、報酬なしで依頼するよりも、報酬ありの方が、希望のインフルエンサーに出会える可能性が高くなることも事実です。

DB高野:確かにそうですね。となると、報酬の相場が気になります…。

Woomy:インフルエンサーが好きなブランドや商材であれば、比較的安価で受けてもらえることもあるでしょうし、どれだけ報酬を積んでも当事者が納得しなければ断られることもあるので一概には言えませんが、弊社プラットフォーム登録者に限っていえば、過去のPR投稿をいくらで受けたのかという履歴もチェックすることができるので相場の参考になると思いますよ。

DB高野:そこまで詳しく実績をチェックできるなんて、嬉しいですね。

 

PR投稿だからこそ、紹介ストーリーはこだわりを

Woomy:もう1つ大切なことは「なぜ今この商品をPRするのか」を依頼する側からインフルエンサーに明示してあげることです。例えば、「着るこたつ」というキャッチコピーをつけた防寒アイテム、「食べるXX」という一風変わった食品など、紹介する側の遊び心に火がつくようなキャッチコピーがあれば、インスタ上でもPR投稿がしやすくなります。また、そこまで突出した特徴がない商材でも、それを使うことでインフルエンサーとそのフォロワーにどんなメリットが生まれるのかを、明確に伝えてあげることでより自然な流れで商材の紹介ができると思います。

DB高野:確かに「PR投稿させられてるな」と感じるインスタ投稿は、見ている側もなんとなくわかります笑。インフルエンサーが楽しんで投稿してもらえるような一工夫が大切なんですね。

Woomy:そうなんです。弊社プラットフォームでは、企業のご担当者様自身でインフルエンサーを検索し直接連絡することができますが、もし選定方法や商品の紹介方法に迷う場合は、コンサルティングも行なっておりますので、お気軽にご相談ください。

DB高野:ありがとうございました!

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福田貴子

WebメディアやSNS企業アカウントの運用中心にコンテンツ企画、制作ディレクション、ライティングまで幅広くこなす。元PRプランナー、デジタルマーケティングコンサルタントを経て2016年に独立。2020年より見積もり相場ガイド2代目編集長に就任。