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BowNowを使った感想【結論】初めてMAツールを導入する中小企業・BtoBビジネス企業にオススメ

2022年11月24日

資料請求や問い合わせなどの具体的な成果(コンバージョン)を求めてオウンドメディアなどのWebサイトを運用する場合、資料請求などのフォームで企業名や個人情報の入力を求め、入力された情報を基点としてマーケティング活動をしている企業が多いと思います。

しかし、Webサイトにアクセスしていても資料請求などに至っていない「自社商品・サービスに興味があるユーザー」がどのような組織・企業に所属しているかを知りたいと思っても、簡単には把握することができません。

Webサイトにアクセスしているユーザーの属性を把握したい場合は「MAツール」(マーケティングオートメーションツール)を導入すると非常に便利です。

今回はその中でもMAツールで国内シェアNo.1(*1)の「BowNow」というツールについて詳しく解説します。
なお、BowNow以外の人気MAツールの情報や、料金比較についてはこちらの記事をご覧ください。

(*1)株式会社DataSign運営サイト「教えてURL」Webサービス調査レポート 2022年2月度

BowNowはこんな人にオススメ

結論として、BowNowは以下のユーザーにおすすめです。

  • 初めてMAツールを導入する
  • マーケティング担当者が少ない
  • マーケティングスキルが少ない
  • MAツールに高額なコストをかけられない

MAツールを初めて導入する場合、「機能を使いこなせるか」「多額の費用がかかりそうだが、効果を感じることができるのか」の2点が最も不安な点だと思います。

クラウドサーカス株式会社が提供している「BowNow」は国産MAツールの中でも大きなシェアを獲得しています。
その理由は主に無料でも利用できる料金プランが用意されていることや、簡単に始められることがあげられます。

また、サービス利用時は最低1年間の契約が必須となっていますが、継続率も98%を超えています。

BowNow導入はマーケティング担当者が1人でも安心

MAツールはAdobe、Salesforceなどの海外企業が提供している多機能で高額なツールも存在します。
大手企業はマーケティング部門だけで数十人のチームを編成し、これらのMAツールを複数人で運用している事例もあります。

しかし、BowNowはマーケティング担当者が1人しかいない企業でも十分運用することが可能です。
少人数で運営しているオウンドメディアやWebサイトにおいてはマーケティング専門の担当者を配置することも難しい場合が多く、なるべく費用や作業工数がかからないツールが求められており、BowNowは無料でシンプルな操作性が特徴です。
ただし、ページビューやリード数が多くなれば有料プランに移行する必要があります。

BowNowのメリット・デメリット

バウナウとは

出典:BowNow公式サイト

BowNowのメリット1:Webサイトにアクセスしたユーザーを分析できる

MAツールを導入するメリットとして、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールだけではわからないユーザーの詳しい属性情報を把握できることが大きなメリットになります。

資料請求や問い合わせに至らないユーザーがどのような企業に勤めているかなどを知ることができれば、Webサイトのコンテンツ内容をその属性に合わせたり、適切なページに誘導できるため、オウンドメディアとしての効果が増加します。

属性情報の取得方法は、アクセスした際に使用しているIPアドレスなどから企業を割り出し、Cookieで個人を特定した上で誰がどのページを何回見ているかなどの情報を取得し蓄積していきます。

また、オフラインのセミナー参加者などをCSVファイルをインポートして追加することでWebサイトとオフライン双方のリードを管理することができます。

もちろんこの分析結果を営業担当者と情報共有することで、より商談に繋げる可能性が高いアプローチを行うことができます。
企業の売上高もMAツール側で把握している場合は売上高別にリードを振り分けることで、大きな商談を優先したり、営業活動の成果を極大化させることができます。

BowNowのメリット2:シナリオ設計など複雑な設定が不要

BowNowでは、大手MAツールに搭載されていることが多い「シナリオ設計」「スコアリング」と呼ばれる機能が搭載されていません。

「シナリオ設計」とは、ユーザーの行動を予測し、成約までの道筋を設定することで、マーケティング活動を自動化させる機能です。
(例:新サービスに関するメールを開封したユーザーに、数日後キャンペーンメールを送付することをあらかじめシナリオとして設定保存しておくと、担当者が個別に開封したユーザーを確認してメールを送付する必要がありません。)
シナリオを設定することで自動化できる作業もありますが、シナリオを検討するためにはペルソナ分析やカスタマージャーニーマップを事前に運営体制全体で共有しておく必要があるでしょう。

「スコアリング」とは営業部門が優先して接触すべき商談を数値化する機能ですが、この機能は「メールに記載されたURLをクリックしたら1点」「問い合わせフォームのページにアクセスしたら5点」など、ユーザーの行動を点数化する必要があります。
スコアリングのデメリットとして、この設定が適切でないと機能せず、また、同じ行動でもスコアリングで加点する場合と加点しない場合などを設定する場合もあります。

MAツールを導入した後に起きやすい課題として「効果を実感できるまで時間がかかる」ことがあります。これはシナリオ設計やスコアリングを最適化するために時間がかかってしまうことがあるためで、

BowNowはこれらの機能を省いて簡素化することで、より早く効果を実感できるようになっています。このため、複雑な設定が不要であることを今回はメリットとしてあげました。

BowNowのデメリット1:リードやPVが増えると有料プランの契約が必要

BowNowの無料プランが利用できるのは、リード数が100件以内、月間PV数が5万PVまでになっています。
そのため、大企業のWebサイトなど多数のリードが発生する場合やPVが多いオウンドメディアは、有料プランを契約する必要があります。

また、無料プランでは登録するドメイン数や入力フォームの作成可能な数が制限されており、これらを増やしたい場合も有料プランへの変更が必要となります。
有料プランは最低1年以上の契約が必須となります。

BowNowのプラン別機能比較を見る

BowNowのデメリット2:無料プランでは個別サポートが受けられない

BowNowは1to1の導入支援や技術支援の専用窓口など多様なサポート体制が用意されていますが、無料プランで可能なのはセミナーやユーザー同士の勉強会などに参加することのみです。
そのため「フォーム作成の仕方がわからない」「CSVを使った一括インポートがうまくできない」などトラブルが発生した場合、Web上のマニュアルを確認して自分の力で解決するか、セミナー終了後の個別相談などを受ける必要があります。
24時間の個別サポートを受けたい場合には月額12,000円以上の有料プランを契約する必要があります。

BowNowの無料トライアルの方法と手順

バウナウ無料登録の流れ

出典:BowNow公式サイト

「Cloud CIRCUS ライセンス」を取得する

BowNowは「CLOUD CIRCUS」の中の機能(ソフトウェア)であるため、BowNowを利用するためには、「Cloud CIRCUS ライセンス」が必要になります。
ライセンスに取得するためには、メールアドレスとパスワードを入力し、仮登録を行います。
仮登録後、法人情報などを入力する必要があります。

Cloud CIRCUSにログインし、BowNowを利用開始する

ライセンス登録が終わったら、CLOUD CIRCUSにログイン画面からログインを行います。
ログインが完了すると各機能を利用できるようになります。

クラウドサーカスログイン画面

ここで、BowNowの「さっそく無料で使ってみる」を押すと、BowNowが利用できるようになります。

BowNowにログインする場合も、この画面からBowNowへログインします。

バウナウログイン

BowNowが発行したタグをサイトに設置する

BowNowでユーザーの行動を分析するためには、自社のWebサイトに所定のタグを埋め込む必要があります。
タグを設置していないページのログは取得することができません。

マーケティング活動と関係のないページについてタグを設置しない選択肢もありますが、基本的には全てのページにタグを設置することをおすすめします。

全てのページにタグを設置したい場合は「Googleタグマネージャー」で管理することで、簡単に全てのページにタグを入れることができます。
Googleタグマネージャーでタグ(トラッキングコード)を管理する場合はこちらのヘルプページをご参照ください。
タグを設置してからユーザー情報が蓄積されるまで、数日かかることがあります。

リード情報を確認する

リードに関する情報を確認したい場合は、BowNowにログインし、左側にあるダッシュボードへのボタンをクリックします。

バウナウトップ画面

ダッシュボードでは、リードに関する情報を売上毎にステップ別に一覧で表示されています。
売上が多い順に「A、B、C」の3段階で区分けされ、商談の進捗状況などに応じて左から右へ移動していきます。
売上別の商談進捗状況を一目で確認することができます。

バウナウダッシュボード画面

上のサンプル画面では売上高が「3億未満」「100億未満」「100億以上」となっていますが、基準となる売上高については設定を変更することが可能です。

BowNowのオススメの使い方

最後にBowNowを導入後の効果(マーケティング活動の変化)についてまとめました。

プッシュ型のテレアポをやめてサイト訪問者を分析してリード育成

担当者が営業リストを作成してプッシュ型の営業をかけるよりも、Webサイトに訪問したユーザー(リード)の情報を元に商談獲得に結びつける方が効率は高いと言えるでしょう。

特にBtoBビジネスを展開している中小企業にとってはBowNowのようなツールを導入するメリットを大きく実感できます。

セミナー出席者とWebサイト訪問者を紐付けし行動管理

展示会で得たリードやセミナーを開催した際の出席者の情報を保有している場合は、BowNowにインポートすることをおすすめします。

セミナーに参加したユーザーがいつWebサイトを訪問しているかや、メールマガジンのどのURLリンクをクリックしているかなどをまとめて管理することができるようになります。
これにより、「ホットリード」と呼ばれる今営業アプローチをかけると商談の成約率が高いと思われるリードを簡単に抽出できるようになります。

継続的に企業のログを保管して長期的な商談に備える

リードとなるユーザーや企業のログは無料プランでは1ヶ月、有料プランでは無制限に保存することができます。

無料プランで利用する場合は頻繁にBowNowをチェックし、商談をスピードアップさせることができれば、有料プランを契約しなくてもマーケティングに活用することができるでしょう。
商談成立までに数ヶ月以上かかる事業分野の場合は有料プランがオススメです。

無料トライアルはこちらから

今回の記事を読んで「BowNowを使ってみたい」と思われた方は是非下記のフォームからお問い合わせください。
ディレクターバンクではBowNowやHubSpotなど、様々なMAツールの導入や運用に関するご相談をお受けしています。導入後のサポートについてもお気軽にお問い合わせください。

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山口優

2017年にIT企業を退社しフリーランスとなる。自ら企画したブログメディアやSNSを中心としたマーケティング活動を行なっている。現在は動画製作とHubSpotを勉強中。