LPの基本

LPで集客に成功するための基本を徹底解説!

2021年8月13日

「集客施策としてLP(ランディングページ)を作ったが集客方法がわからない」
「すでにLPを作って運用してみたが集客に苦戦している」
とお困りのWeb担当者はいませんか?

この記事ではWebマーケティングにおけるLPの基本事項をおさらいし、より効果的な設計と集客ができるようになるLP戦略をお伝えします。

LPは、集客に特化したWebページである

LP(ランディングページ)とは、Web広告やバナーなどをクリックした後に一番最初に到着する(ランディングする)ページで、Web集客からユーザーがアクションを起こすまでに特化しているという特徴があります。

LPを訪れた潜在顧客・顕在顧客に対して、ブランドの世界観の打ち出し、商品理解を促進、競合との優位性を訴求することで、購入意向を搔き立て、購入・資料請求・相談といった行動へつなげることを目的としています。
コーポレートサイトやオウンドメディアなどの他のWebページやサイトとは異なる特徴をもっていますので、一つずつ確認していきましょう。

縦長1ページ

LPの基本形式は以下の通りです。

LPは原則1商品に対して1ページ
注力したい1商品、1キャンペーンだけを紹介していきます。

LPはコンテンツを縦に配置し読み進める構成
最終目的となるアクションに向かって一直線に誘導していくため、サイドカラムなどは設置せず、アクションボタンへ一気に誘導します。

LPの基本構成は「商品・サービスの魅力を訴求する+アクションを促す」というシンプルなものです。コンテンツが充実したホームページとは構成が根本的に異なることを押さえておきましょう。

詳細はこちらの記事でも解説しています。

集客に成功するLPとは?目的や制作のポイント、外部委託する際のコツを現役ディレクターが直伝!

こちらの記事で、SNS広告から自社サイトやLP(ランディングページ)へ集客をする方法について平野由梨子さんにインタビューさせていただきました。その中で印象的だった、平野さんのアドバイスは「集客方法の最 ...

たとえばディレクターバンクが提供する「LPまるっと制作構築プラン」というサービスのLPはこのような要素から構成されています(一部省略)。

LPまるっと制作構築プラン|見積もり相場ガイド

ファーストビューではメリットを一目でわかりやすく

LPまるっと制作構築プラン|見積もり相場ガイド

導入事例は成果が出るイメージをもってもらいやすい

LPまるっと制作構築プラン|見積もり相場ガイド

「よくある質問」でユーザーの懸念に先回りして答える

他ページへのリンクが少ない

LPには他のWebページには存在する「下層ページ」や「他コンテンツに誘導するサイドカラム」などを設置せず、あえて他のコンテンツに回遊させない構成になっています。LPを読み進めることでユーザーの興味喚起をし、一気にCVに繋げる目的があるためです。

デザインの自由度が高い

グローバルナビゲーションやメニューバーがないので画面いっぱいにデザインができ、チラシのような感覚で派手でインパクトのある表現ができます。CVに向けて離脱させないように動的なデザインや適切な量のCTAボタンの配置するなど、人間心理を理解した設計が必要とされます。

LPへの集客方法

LPの特徴を理解したうえで、次は「どのようにLPへ集客するか」をみていきましょう。集客方法は主に「自社リソース」「SNS広告」「リスティング広告」の3つがあります。

自社のリソースはフル活用する

LPは広告などコストをかけて誘導するイメージがあるのではないでしょうか? その前にまずはメルマガ・自社SNS・LINE配信・Webサイト内へのバナー埋め込みなど導線を洗い出し、自社のリソースをフル活用しましょう。

広告などで集客された新規ユーザーよりも、既に自サイトと接点を多く持っている既存ユーザーの方が、自社・サービスに対する理解度・熱量が高いことが多く、期間限定キャンペーンや新機能リリースなど、企業が打ち出す施策へも、より反応を示してくれることも多いため、集客を最優先すべきターゲットと言えるでしょう。
LPヘの導線をしっかり設定しましょう。

SNS広告

次に検討していきたいのが広告です。
中でもSNS広告はプラットフォームによってユーザーに特徴があり、同じ興味関心をもつクラスターが形成されておりピンポイントでユーザーを絞り込めるため、ターゲティングがしっかりできれば潜在層を中心に効果の高い集客ができます。


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リスティング広告

リスティング広告はあるキーワードを検索したユーザーに対して検索結果画面上に表示される広告で顕在層にもリーチしやすい集客手段です。コスト管理や運用の難しさはありますが最近では自動化も進んできており、担当者が予想もしなかったキーワードやニーズを基に集客できることもあります。

気になっているサービス名や社名をダイレクトに検索する「指名検索」でたどりついたのであれば、LPはよりCTAを分かりやすく表示するなどCVに向けてアクションしやすいような設計が必要です。またエリアによって広告配信を工夫できるので、店舗を持つビジネスやエリアが重要となってくる不動産や人材業界などは有用な集客手段としています。


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ユーザーがアクションを起こしたくなるLP設計のポイント

最後にユーザーがアクションを起こしたくなるLPとは何かを確認しましょう。
LP制作などを多数手がける現役ディレクター平野 由梨子さんから「LP設計の4つのポイント」を伺いました。LP改善のチェック項目として参考にしてください。

ファーストビューで情報が網羅されているか

ファーストビューは集客されたユーザーがたどり着いて最初に目に入るLPでも最も大切なエリアです。

その商品・サービスを購入することで、どんな課題が解決され、どんなメリットがもたらされるのかをなるべく端的に表すようにしましょう。

ファーストビューで見せる内容(コピーや画像)は厳選し、最もメリットを感じてもらえるポイントを打ち出します。それ以外の要素は優先度を決めて、ページの見せ方を決めるとスッキリした構成になります。

競合他社との優位性を訴求できているか

LPに辿り着いたユーザーの中には競合他社のサービス・商品と比較している段階の人もいるかもしれません。そこで、LPでは競合と比較した優位性を示せると良いでしょう。

LPで競合他社商品との比較によく使われるのがチャートです。コーポレートサイトやECサイトではあまり使われる手法ではありませんが、1ページという限られたLPの中で、わかりやすく自社のメリットを伝えることができるので、活用されることが多いです。

飽きずに読み続けられるメリハリがあるか

LPというと宣伝色が強いページになりますが、ユーザーの心証を損ねずに適切な情報の見せ方をすることが求められます。

情報量が多くても、意外とスルスルと最後まで閲覧できてしまうLPもあります。画像やイラストを適度に配置し、読みやすいテキスト量・フォントサイズを探りながら設計します。

CTAボタンを程よく設置できているか

CTAとはCall To Actionの略でユーザーの行動喚起するボタン等のことです。それによって獲得するのがコンバージョン(conversion:CV)で、Webサイトの最終的な成果・ゴールになります。
LPは縦長の構成になるので、複数のCTAを散りばめて離脱させることなくCVに繋げることが重要です。

このCTAボタンのクリック率を計測しておくと、LP全体の何%を読了したのかを図る目安にもなりますので、必ず計測タグを設置しましょう。

計測をもとにLP改善のPDCAを回していきましょう。

LP改善のポイントについては、こちらの記事でも詳細をまとめています。

集客に成功するLPとは?目的や制作のポイント、外部委託する際のコツを現役ディレクターが直伝! https://www.webtanguide.jp/interview/lpshukyaku/

まとめ

ここまでLPの基本をふまえ、その集客方法と設計のポイントをみてきました。
LPはWebマーケティングの全体像を見据えた上で戦略を立てることが重要です。LP単体で見るのではなく、集客元やブランディングを支えるコピーライティングやWebデザインなど考えるべきことはたくさんあります。

これらを担当者一人で考え、分析し、実行するのは大変な作業です。一人で悩まずにお気軽にディレクターバンクへご相談ください。経験豊富なディレクターが、LP制作・運用から集客まで貴社の課題解決に必要なソリューションをご提案いたします。

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浅井結衣

鎌倉在住。Webメディア大好き人間。 学生時代よりWebライター・編集アシスタントを経験。 卒業後は福祉×人材領域でキャリアを積む。 現在はD&I推進とWebマーケティング(SEO・広告運用)を広く担当。