新規事業の企画・立ち上げに参考になるフレームワーク解説記事8選!

新規事業の企画・立ち上げに参考になるフレームワーク解説記事8選!:2019年12月版

2019年12月5日

新規事業や新サービスを企画する際に、何からどうやって考え始めればいいのだろう?といった課題や、どういったポイントをおさえながら、自分のアイデアを企画書にまとめていけばいいのだろうか?といった課題に対して、参考になるフレームワークが紹介されている記事を集めてみました。

フレームワークとは「枠組み」「構造」といった意味の言葉ですが、ここで紹介させていただく新規事業企画のためのフレームワークは、新規事業や新サービスを考えていくにあたっての「思考の枠組み」であったり、アイデアを深く掘り下げ、企画として取りまとめるための「手法」を指します。

これから初めて新規事業や新サービスの企画を担当される方向けに、新規事業の「企画・調査フェーズ」「実行フェーズ」に分けて、それぞれのよく使う鉄板のフレームワークや私なりにオススメのフレームワークを以下、厳選して8本、ご紹介します!

新規事業の企画・調査フェーズに使えるフレームワーク

【保存版】新規事業立ち上げのプロセスと鉄板フレームワーク5選

新規事業の立ち上げプロセスと企画に使えるフレームワークを簡潔に解説された良記事です。いきなり新規事業の企画に入る前に、ビジョンの明確化(何のために事業を行うのか?)や、事業ドメインの決定(どんな事業を行うのか?)といったところをまず明確にすることは、とても大切なプロセスだと思います。

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新規事業に必携! 悩みがなくなる爆速フレームワーク14選

新規事業の企画に使えるフレームワークにそれぞれ独自の重要度をつけた形で、わかりやすく紹介されています。これらのフレームワークは実際に考える時に使うだけでなく、企画書という形で、誰かに説明する時にも伝えやすい編集方法として捉えるのもアリだと思います。

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ビジネスモデルとは?ビジネスモデルキャンバスとは?わかりやすく解説

2012年に日本で「ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書」という書籍で紹介されたことによって広まった、ビジネスモデルを1枚でまとめるフレームワークが、この「ビジネスモデルキャンバス」です。この記事では、ビジネスモデルキャンバスの各構成要素を細かく解説している他、ビジネスモデルキャンバスの事例も紹介されています。

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製品開発より先にプレスリリースを書いてみるのがAmazon流

2010年の記事なので少し古いですが、Amazonの製品企画のフレームワークとして「まずプレスリリースを書いてみる」という手法を紹介している記事です。「Working Backward(逆さの取り組み)」と言っているようですが、まず、世の中にデビューした状態から考えて、それをどう実現させていくかという逆の順番で製品を考えていくようです。とても理にかなった、究極のマーケットイン型の企画フレームワークなんじゃないかな、と私個人としてもオススメのフレームワークです。

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新規事業の実行・検証フェーズに使えるフレームワーク

「PoC」とは何か|その本質とメリット、ITプロジェクトにおける意義

主にシステム開発のプロジェクトで使われることが多くなった「PoC(Proof of Concept:概念実証)」という検証フレームワークの紹介記事です。自分たちが考えたアイデアや企画コンセプトが、果たして市場に受け入れられるのか、本格的なプロジェクトを開始する前に事前に検証するプロセスを指します。机上の議論で道に迷うなら、ターゲットユーザーにPoCを通じて会話したほうが手取り早いのかもしれませんね。

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【起業家必見】MVP開発とは何か?

MVPとは「Minimum Viable Product(実用最小限の製品)」の略で、「リーンスタートアップ(Lean Startup)」というシリコンバレー発の起業の方法論の中で紹介され有名になったフレームワークです。

新規事業の企画が固まった段階で、さぁ実行フェーズに移ろうとした時、はじめからフル装備の商品開発をするのではなく、「実用最小限の製品」を素早く作ることによって、「最短・最小限の費用」で仮説検証を回し続けるという手法です。

この記事では、そんなMVPの考え方、具体的な事例を丁寧に解説されています。

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リーンスタートアップにおけるMVP制作のポイント

こちらの記事はMVPに関する、具体的な手順を細かく解説されています。さらに「MVPキャンバス」という、最適なMVPを設計するために、リーンスタートアップの思考プロセスを一枚のキャンバスにまとめたフレームワークも紹介されています。

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番外編:新規事業のフレームワーク活用事例

新規事業の立ち上げプロセス、フレームワークなど現場の事例【10選】まとめ

番外編として、新規事業のプロセスやフレームワークの他社事例の記事をご紹介します。「新規事業は顧客と自分の課題から始める」「立ち上げフェーズでは、営業利益ではなく粗利で評価する」といったコメントは、確かにそうだよなぁ、と現場のリアルな感覚を学ぶことができます。

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まとめ

新規事業のフレームワークを「企画・調査フェーズ」と「実行・検証フェーズ」に分けてご紹介しましたが、これらのフレームワークを使うメリットは、「先人の知恵を借りて、新規事業の立ち上げスピードと確率をあげる」ことにあると思います。

今後、どのような新規事業や新サービスが市場に受け入れらるのか?ネットの出現によって、顧客の嗜好は細分化し、さらにとても流動的になっています。

PoCやMVPといったフレームワークを紹介させていただきましたが、今後の新規事業を成功させるポイントとしては、いかに他社に先駆けて顧客との対話の接点を持つことができるのかといったところに、重要成功要因がフォーカスされてくるのでは?と個人的には思っています。

 

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棟近 直広

1996年から大手IT企業で、コンシューマ向けの新規事業企画やサービス立ち上げをプロデュースした後、2017年に独立。 現在は、ディレクターバンク株式会社代表取締役、兼ディレクター