CDNってご存知ですか?次に共感して頂ける企業WEB担当者様には一読してほしい記事です。
- 社内インフラエンジニアさんがそんなワード使っていたかも?
- サーバー関連ということは何となく分かるけどそれ以上分からない
- CDN導入でサーバーが劇的に変わったというけど何が変わったの?
- エンジニアでなくても、WEB担当者レベルでも理解できる?触れる?美味しい?
そこで、インフラ、サーバー周りが苦手と感じている企業Web担当者様向けに、CDNについてやさしく解説します。という私も、最初は「CDNってカントダウンネットワーク?」くらいの意味不明な解釈をしていました。
そもそもCDNとは何?
CDNとは、Content Delivery Networkの略称で、コンテンツを配信するためのネットワークです。どんなことをしてくれるか簡単に説明しますと、現在契約されているサーバーの負荷をCDNが一部担ってくれている、ということです。よくサーバーにアクセスが集中して、サーバーがダウンした、といったことは耳にしたことありますよね。あのサーバーアクセスの集中を契約しているWebサーバー(ここではオリジンサーバーと呼びます)とCDNに分散させることで、サーバーの安定を保ちます。
CDNの仕組みについて
さて、上記に記載したように、CDNがアクセスを分散させるという、仕組みについてもう少し解説します。
CDNのプロバイダは世界中に設置されていますので、CDNのサーバーをそこに設置します。CDNサーバーは自社で契約しているオリジンサーバーから情報を取得し、コンテンツをキャッシュします。それによって、自社で契約しているオリジンサーバーにアクセスした訪問者(ユーザー)に、最も近いCDNサーバーが応答することで、ユーザーへの高速レスポンスが実現するわけです。
CDNを導入することでの、WEBサイトユーザーメリット
WEBサイト訪問者(ユーザー)のメリット例を一部ご紹介します。
- サイトレスポンスの速さを体感することができる
- レスポンスが早いことで、サイトが回遊しやすくなる
CDNを導入することでの、企業メリット
企業のメリット例を一部ご紹介します。
- ユーザーのWEBサイト離脱率を下げることができる
- サイト内回遊率が上がる
- CDN導入で、他社より安定したレスポンスを提供することでコンバージョン率があがる
CDNが使われているシーンとは
実はCDNはここ数年の最新技術というわけではなく、1990年代当初からありました。誰もが知っている身近な使われ方をご紹介すると次のようなシーンがあります。
- 容量の大きい画像やデータ、資料のダウンロード
- PCのOSアップデート等
- アクセスが多くなることが考えられるWEBサイト
サイトレスポンスの遅さがもたらす機会損失とは
サイトのレスポンスが遅いと、事業に次のような機会損失をもたらします。
- サーチエンジン常での掲載順位評価が下がる
- Webサイトの離脱率が上がる
- 売り上げ減少に繋がる
- トラフィックの減少に繋がる
国内の主要なCDNサービス3選
現在、そしてこれからCDNを導入したいと考え始めているWEB担当者様向けに、国内の主要なCDNサービスを紹介します。
CDNネットワークス
CDNネットワークはアジア最大級と言われており、特に中国・東南アジア・中東・ロシア・アフリカ・中南米などにも、自社のPoPサーバーを展開しています。事業でアジア進出する際にはおすすめのCDNサービスと言えます。
https://www.cdnetworks.co.jp/
CloudFlare
まずは費用を抑えてCDNを導入したい場合は、CloudFlareがオススメです。
無料プランからのスタートも可能。Proプランでも20ドルと、導入しやすい費用帯となっています。
https://www.cloudflare.com/ja-jp/
Akamai
CDNの老舗といえばやはりAkamaiでしょう。規模としても世界最大のネットワークとなっています。無料トライアルでまずは試してみることも、できますし、24時間365日のサポート体制になっていることから、初めてCDNを導入したいという企業様には安心の体制となっています。
https://www.akamai.com/jp/ja/
Amazon CloudFront
2008年からAmazonが開始したCDNサービス。AWSと同じように、従量課金型となっていることや、無料枠もあります。
https://aws.amazon.com/jp/cloudfront/
CDNサービスはありますが、国内で主要なサービスをご紹介しました。Webサイトの速度が遅く、面倒になって画面を閉じてしまったような経験は、皆さんあるかと思います。これを機会にCDNサービスを導入すると、ユーザーの満足度や、コンバージョン改善に繋がる一つの施策となり得るかと思います。
まずは無料のサービスからはじめて、CDNを導入した際のサイトレスポンスを体感してみてはいかがでしょうか。
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