WEB広告出稿後やウェビナー開催後のフォローアップとして、メールマーケティングを検討したいが「メール配信システムの選び方がわからない…」という担当者は必見!
今回はBtoBマーケティング向けの数あるメール配信システムの中でも無料で使える(または無料トライアルがある)メール配信システム9選を紹介します。メール配信システムの基本知識と合わせて、システム導入の参考にしてください。
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▶︎メールマーケティングとは?メリット・デメリット、効果的な手法も紹介
目次
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- メール配信システムとは?何ができるの?
メール配信システムとは?
メール配信システムの具体的な機能 - 無料のメール配信システムでも大丈夫?有料版との違い
無料メール配信システムには機能に制限がある
無料のメール配信システムはサポート体制に制限がある - メール配信システムの選び方
1.メール配信システムの導入の目的を明確にしておく
2.メール配信システムに自社が必要としている機能があるか確認する
3.メール配信システムの中でもメール到達率の高いシステムを選ぶ
4.メール配信システムのセキュリティ体制を確認する
5.メール配信システムのサポート体制を確認する
6.無料のメール配信システムや、無料体験版のメール配信システムで使用感を確認する - 無料で利用できるおすすめメール配信システム9選
1.MailChimp(メールチンプ)
2.まぐまぐ!
3.める配くん
4.acmailer
5.ワンステップメール
6.オレンジメール
7.WiLL Mail
8.コンビーズメールプラス
9.HubSpotのEメールマーケティング - 無料のメール配信システムを利用する際の注意点
- まとめ
- メール配信システムとは?何ができるの?
メール配信システムとは?何ができるの?
メール配信システムがどのようなツールなのか、備わる一般的な機能についてご紹介します。
メール配信システムとは?
メール配信システムとは、メールの一斉配信に特化したツールです。大量の配信リスト(メールアドレスの一覧)に自動で一斉配信ができるため、メール配信効率が高くなり作業効率が上がります。
メール配信システムの具体的な機能
一般的なメール配信ツールには、概ね下記の機能が備わっています。自社のメールマーケティングを円滑に進めるために必要な機能がどれかを確認し、システム導入を検討すると良いでしょう。
1.メールの一斉配信と管理ができる
登録済みのリストに対してエラーを回避して一斉にメールを配信することができます。一般的なメーラーは、一斉に配信できる件数に上限(30件など)が設けられていることが多く、エラーが発生したりスパム扱いされたりします。この課題をクリアしてくれるのが、メール配信システムです。
さらに、配信したメールの開封率やクリック率などの計測もでき、過去のメールのアーカイブも残るため管理画面上で一元管理することが容易です。
2.HTMLメールの作成ができる
テキストだけで構成されたメールだけでなく、WEBページのような表現を行えるHTMLメールを作成することができます。文字の装飾や画像や動画の挿入を自由に調整することができるので、テキストメールよりも訴求力が高くなります。
HTMLコーディングの知識がなくても、直感的に操作できるシステムもありますので、担当者のスキルがない場合は、作成画面の操作性を確認してみてください。
3.受信端末に合わせて最適な形で配信できる
ターゲットユーザーのデバイスに合わせて最適な形でメールを表示させることができます。配信ツールにより対応デバイスが異なるため、携帯・スマートフォン・PCなど、自社のターゲットユーザーがどのデバイスでメールを見ているかを考慮し、適切な配信ができるメール配信システムを選びましょう。
無料のメール配信システムでも大丈夫?有料版との違い
無料のメール配信システムを検討する際に安全性や使い勝手のよさをはじめ、どんな機能制限があるのか気になるところ。実際に無料システムに登録し、有料システムと比較を行いました。
無料メール配信システムには機能に制限がある
無料のメール配信ツールには、多くの場合、機能制限が設けられています。
- 配信できるメールの本数の制限(月または無料期間中)
- 登録リスト数の制限
- 1リストあたりの登録限度人数
などがあげられます。それぞれ詳しく解説していきます。
無料のメール配信システムはサポート体制に制限がある
無料で使えるメール配信システムの場合、メールやチャットによるサポート体制がないことが多いため、自力でのトラブル解決が必要になります。一方で、有料システムの場合は、365日24時間体制で対応してくれるカスタマーサポートがついていることも多く、サポート体制の面では無料と有料に差を大きく感じることがあります。
しかし、サポート面を除けば、無料のメール配信システムには一部制限があるものの、十分使うことができます。無料のシステムを使う中で、機能が不足していると感じた場合は、同じシステムの有料版にアップグレードするか、他の有料システムへの切り替えを検討しましょう。有料のメール配信システムの導入検討時は予算や欲しい機能に応じて、メール配信システムだけでなく、MAツールの検討もおすすめです。
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メール配信システムの選び方
メール配信システムを導入するにあたり、どのメール配信システムを選べば良いのか迷う方もいるのではないでしょうか?ここでは、メール配信システムを導入検討する上で、選ぶポイントについて解説します。以下の内容を明確にし、自社の目的にあったメール配信システムを比較検討しましょう。
1.メール配信システムの導入の目的を明確にしておく
メールマーケティングを行う目的は、「見込み客の獲得」「見込み客の育成」「既存顧客のリピート」などが考えられますが、達成したいゴールによって、必要になるメール配信システムの機能が異なりますので下記を参考に確認してみましょう。
例えば、見込み客の獲得施策を実施する場合、WEB広告やSNS経由でメールアドレスを獲得することが一般的ですが、その際に使用するフォームをメール配信ツール上で作成しておくと、その後の顧客管理が非常にスムーズになります。フォーム作成機能が備わっているツールであれば、見込み客獲得フェーズでも大いに活用することができます。
「見込み客の育成」の場合は、セミナー案内、セミナー参加者のアフターフォロー、興味のある資料送付など、状況に応じたステップメール配信で受注につなげます。
「既存顧客のリピート」の場合は、利用中のサービスやコンテンツのアップデート情報や勉強会の情報など、状況に応じたステップメール配信で、カスタマーサクセスにつなげます。
2.メール配信システムに自社が必要としている機能があるか確認する
メール配信での目的を決定した後は、自社が必要としている機能が備わっているかを確認し、比較検討することが大切です。
例えば、配信リストを複数管理したいのに、配信リストが1つしか作れないメール配信システムを導入しても、作業の効率化はできません。具体的な目標とそのために必要な機能をあらかじめ検討しておきましょう。
3.メール配信システムの中でもメール到達率の高いシステムを選ぶ
メール到達率とは相手のメール受信ボックスへ配信したメールが届いた割合を示す指標です。過去になんらかのエラーが発生し、未達に終わったメールアドレスを排除する機能や、迷惑メールに振り分けられないような独自機能など、システムによって特長が違います。
4.メール配信システムのセキュリティ体制を確認する
メール配信システムを利用する際には、受信者のメールアドレスをはじめとした個人情報を多く扱うことになります。登録している個人情報を保護するためにどのようなセキュリティ対策が取られてるのかを確認するのは、今や必須と言えるでしょう。
5.メール配信システムのサポート体制を確認する
エラー発生時や操作に不明点が出てきた場合に、どのようなサポートが契約内に含まれるのか、問い合わせ先はどこかなどを事前に確認しましょう。「システムのアップデートの不具合でメールが送信できない」「重複したメールリストの削除方法がわからない」などは、よくある問い合わせの例です。
6.無料のメール配信システムや、無料体験版のメール配信システムで使用感を確認する
メール配信システムを初めて導入する際は、自社に必要な機能の確認や使用感などを知っておきたいところですが、有料システムを最初から導入するのにはコストがかかってしまうため、比較検討するためにも無料システムをいくつか比較していくと良いでしょう。
無料で利用できるおすすめメール配信システム9選
各社のツール名と特徴をまとめました。自社に必要な機能と見比べ、導入の参考にしてみてください。
1.MailChimp(メールチンプ)
世界的にも有名な無料メール配信システムです。ノーコードで作れるWEBサイト制作CMSのように直感的に作業ができるため、初めてのメール配信にもおすすめです。
メール配信システムのメリット
- 直感操作ができるので初めての人にも使いやすい
- メールリスト2,000件、12,000通までのメール配信であれば無料
- ステップメール機能やレポート機能など有料ツール並みの機能が使える
メール配信システムのデメリット
全て英語表記のため慣れるまで作業しにくいですが、GoogleChromeから作業すれば翻訳が自動でつくため、ある程度理解しやすくなります。
サポートも英語のみの対応なため、翻訳ツールを活用などの工夫が必要です。
2.まぐまぐ!
無料プランと有料プランどちらも準備されているメルマガ配信ツールです。1997年から著名人にも活用されている老舗のプラットフォームです。
メール配信システムのメリット
- 導入費・管理費が無料で使える。
- テキストメール・HTMLメール対応
- PC・スマホ受信対応
メール配信システムのデメリット
ビジュアルエディタがないため、HTMLが全くわからない場合は使いにくく直感的な操作を希望する場合は向いていません。
3.める配くん
無料プラン有料プランについて詳しい資料が問い合わせなくてもサイト上で確認できるメール配信ツールです。
メール配信システムメリット
- 120件までアドレス登録無料
- 月間500通までメール配信無料
- 操作がシンプル
メール配信システムデメリット
配信アドレスのリストが120件を超えている場合は無料プランは使えないため、有料プランの検討が必要です。無料プランの場合は高機能HTMLエディタは使用不可なため、ビジュアルの細かな調整を行いたい場合は不向きです。
4.acmailer(エーシーメーラー)
アプリをダウンロードして自社保有のサーバーに設置して使うメール配信ツールです。
メール配信システムのメリット
- 登録アドレス数・メール配信数無制限
- HTML配信が可能
- 予約配信・差し込み配信可能
メール配信システムのデメリット
ツールの不具合があった際のサポートがない。アップデートは自社で行わなければならない。
5.ワンステップメール
2009年から公開されている、完全無料のメール配信ツールです。メールの配信制限もなく、ステップメールも対応しています。
メール配信システムメリット
- 機能制限なく全ての機能を無料で使える
- HTMLとPDF配信に対応している
- メール作成画面がフォーム型で必要事項入力して作れるため作りやすい
メール配信システムデメリット
2009年頃流行したタイプのCMSのため、シンプルですが、使いにくい部分も多くあります。メールの入稿書式についてはHTMLが苦手でも大丈夫と書いてありますが、メールデザインを入れる際にはある程度知識が必要。
6.オレンジメール
個人サークル向け配信半年間無料・ビジネスプラン初回30日無料プランでお試し利用ができるメール配信システム。
メール配信システムのメリット
- 無料体験版で有料機能全般が利用できる。
- 無料体験版からサポートが手厚く、疑問などを解消しやすい。
- 地方自治体への導入事例が多いためセキュリティ面など安心できる。
メール配信システムのデメリット
無料体験は期間が決められています。
そのため、有料プランを検討している前提で利用することがおすすめです。
7.WiLL Mail(ウィルメール)
直感的にメールが組み立てられ、初心者でも使いやすいメール配信システムです。HTMLがわからなくてもマウス操作だけで作りたいデザインでメールが作れるシステムです。
メール配信システムメリット
- 無料体験14日間で使用感を試すことができる。
- HTMLがわからなくても最新のデザインメールが作成できる。
- レポート機能は自動でグラフ化ヒートマップ化できるため効率的な分析ができる。
メール配信システムのデメリット
無料体験プランは14日間限定。そのため、有料プランの利用前提で無料体験を行うと効率的なため、予算の確認をあらかじめしておくと良いでしょう。
8.コンビーズメールプラス
最長30日の無料体験があるメールマーケティングツールです。メールマーケティングにおける代表的な機能が揃っており、有料プラン前提の無料体験プランのため、サポートも充実しています。
メール配信システムのメリット
- 直感で操作ができるためHTMLなどの専門知識がなくても利用可能。
- ステップメール機能やエラーリストの管理など必要な機能が全て揃っている。
- 16年の実績と導入社数も多いため、セキュリティ面でも安心できる。
メール配信システムのデメリット
有料プラン検討中の会社を前提にした無料体験プランのためとりあえずメール配信を低コストで試してみたいという企業には向きません。
あらかじめ予算を獲得しておく必要があるでしょう。
9.HubSpot(ハブスポット)のEメールマーケティング
有料プランのイメージの強いMAツールのHubSpotですが、Eメールマーケティングは月額無料で使うことができます。
日本語対応かつ、操作方法もわかりやすく誰にでも直感的に使用することができます。
メール配信システムのメリット
- 直感で操作ができるためHTMLなどの専門知識がなくても利用可能。
- ステップメール機能やエラーリストの管理など必要な機能が全て揃っている。
- 送信する相手に合わせてパーソナライズ送信も可能なため、エンゲージメントの向上を図ることができる。
メール配信システムのデメリット
アップデートの頻度が高く、慣れた管理画面がすぐに変わりやすい。
操作画面の覚え直しが頻繁なため、他業務と兼任している場合は管理しにくい場合がある。
無料のメール配信システムを利用する際の注意点
システム導入費の有料・無料に関わらず、メールマーケティング施策を実施の際は、メール配信の目的と目的を達成するためのシナリオが必要になります。シナリオを作成するためには、ペルソナ設計を行い、ペルソナを想像しながらカスタマージャーニーを作成することが大切です。
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今回はメールマーケティングに活用できるメール配信システムについてまとめました。今回ご紹介したシステムを実際に登録して操作してみましたが完全無料のものの中ではMailChimpが有料ツールのような使用感でとても便利だと感じました。英語が苦手な筆者でも、Google Chromeの拡張機能の翻訳を使って直感的にメールの作成ができました。
無料体験版のメール配信システムは有料版の利用検討を前提としているため、無料で利用できる機能には制限があります。有料版であれば、サービスもサポートも手厚くなるため、無料版で使用感を確認した後に、必要に応じて有料版の導入検討をするのが良いでしょう。
メールマーケティングのノウハウがなく不安な場合は、経験のあるディレクターをチームに加えてシステム選定や活用方法を検討することがおすすめです。何もわからないまま、システムを導入して使えなかった…となってしまうと、二度手間になってしまいます。
ディレクターバンクではそんな担当者に寄り添い最適な提案を探すディレクターが100名以上在籍しています。
お困りの際はぜひディレクターバンクにお気軽にお問い合わせください。