編集部の平尾です。
WEBマーケティングの一環として自社でコンテンツマーケティングを実施している企業のWEB担当の皆さまの中には次のような課題をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「社内にライティングリソースがないため外注しているが、ライターの記事のクオリティがいまいち」
「外注ライターに記事を依頼する際にどうやって指示をしたら良いか分からない」
「ライターから上がってくる原稿の修正に時間を取られている」
そこで、コンテンツマーケティングの記事を外注ライターに依頼する時に失敗させない5つのポイントをご紹介します。
1. 対策キーワードと原稿文字数に加えて、記事概要まで入れておく
外注ライターの方に記事依頼をする際に、対策キーワードと原稿文字数に加えて、記事概要も伝えておきましょう。対策キーワードだけ伝えると、想像するテーマは人それぞれ異なっていまい、意図していない記事が出来上がってしまう可能性があります。
例)対策キーワード「オーガニック 野菜」
WEB担当者が想像する概要
オーガニック野菜を美味しく保つ保存方法を伝えたい
外注ライターが想像する概要
オーガニック野菜を美味しく食べるレシピを伝えたい
記事内容がかなり異なってしまいますね。対策キーワードを使ってどのような記事を書いてもらいたいか、簡単でも良いのでまとめておくか、仮タイトルを提示するのも1つの方法です。
2. 誰に記事を読んでもらいたいか、そのターゲットペルソナを伝える
公開した記事のクリック率を上げるには、誰のための記事か、誰に読んでもらいたい記事なのかを明確にしておくことが重要です。
例えば、オーガニック野菜を対策キーワードとした場合、それがアスリート向けの記事か、小学生の子を持つ親に向けた記事なのかで、伝えたい内容が大きく変わります。
どんな人に読んでもらいたいか、そのペルソナを外注ライターに事前に伝えておくことで、ライターも記事が書きやすくなり、企業 WEB担当者との間の記事修正出し戻しも抑えることができます。またペルソナはより具体的に伝えるようにしましょう。
良いペルソナ例)
食育を通じて子供を健康的に育てる方法を知りたいと思っている30代後半から40代前半の母親
悪いペルソナ例)
オーガニック野菜に興味がある女性
3. 対策キーワードに対する共起語も合わせて提供する
検索エンジンは、記事タイトルに対して、次のような内容になっているかが評価軸となっています。
1、 記事が親和性の高い内容になっているか
2、 記事を読むことで、読者が調べたいことを解決できる内容になっているか。
これらを判断するポイントとなるのが「共起語」と呼ばれるものです。共起語とは、対策キーワードとその周囲に出現する可能性が高いキーワードのことです。
例)対策キーワードが「オーガニック野菜」だった場合の共起語の一部紹介
有機・野菜・無農薬・料理・販売 など
共起語を伝えることで、外注ライターは、この言葉を使うことでどういった文章が書けるかなど、記事執筆時のヒントとして使うこともできます。
4. 自社の強みや、サービス内容を外注ライターさんに口頭で伝える
記事内容のクオリティも大切ですが、その記事が遠回りしてでも、自社と何らかの親和性、関連性がある記事になることで、読者が潜在顧客になる機会を作ることがコンテンツマーケティングの目的です。それには自社のサービスや、企業の想いなどを、事前に外注ライターの方に共有しておく必要があります。
「自社のWEBサイトをみてサービス内容を理解してください」などと言うのは止めましょう。しっかり対面、またはSkypeでもいいので、コンテンツマーケティング担当者の口から説明してください。ここはよく見落とされているプロセスです。
5. 外注ライターとのコミュニケーションを良好に保つ
1から4まで記事依頼のテクニカルをご説明しましたが、業務全体を通して最も重要なのはやはり「コミュニケーション」です。
仕上がった記事の良い部分はしっかりライターに伝えましょう。また、記事のダメ出しをするのではなく、今より更に良い記事にするためにということを伝えた上で修正依頼をすると、ライターの方も気持ちよく修正作業にとり掛かれるのではないでしょうか。
6. まとめ
質の良いコンテンツマーケティング記事を読者に伝えたいのであれば、外注ライターの方に対策キーワードだけ伝えてその後は丸投げしてはダメです。企業側の担当者の努力が必要です。この努力なしに、コンテンツマーケティングの成果はない、と言っても過言ではありません。
この記事が御社のコンテンツマーケティング運営の参考になれば幸いです。
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