500円~月額1万円で利用できるSEO対策支援ツール【Gyro-n SEO】

2018年1月10日

SEO対策は、ウェブサイト運営の基本中の基本です。一方で、複数のキーワードの検索順位を毎日追うとなると、データ取得に時間がかかり、煩雑な作業でもありました。そこで、SEOの非効率的な部分を解決するために作られたツールが、Gyro-n(ジャイロン)SEOです。今回、このツールを提供している株式会社ユニヴァ・ペイキャストのマーケティング本部 デジタルマーケティングエンジニア・向井重文氏(向かって左)、コンサルタント・石井裕介氏(向かって右)に、ツールの利用形態による相場感を聞きました。

マーケッター視点でSEO関連作業を効率化するために作られたツール

弊社は、ウェブサイト改善ツールサービス「Gyro-n(ジャイロン)」を提供する(株)ユビキャストと、決済代行サービスを提供していた(株)インターネットペイメントサービスの合併により発足した会社です。

Gyro-n SEOは、ウェブサイト改善エンジン「Gyro-n」のサービスのひとつで、SEOマネジメントツールです。2015年11月に正式リリースされました。

このツールはもともと、自分自身(向井氏)が自社WEBサイトのSEO対策、ページ分析を進める中で、様々なSEOツールを使用してる中で感じていた課題を、社内のプログラマーに相談したところから作られました。つまり、社内ツールが元になっています。 特徴としては、まず、SEOの分析に必要な、キーワードごとの検索順位を自動で取得できることがあげられます。リアルタイムの結果だけでなく、過去に遡って確認もできますし、競合サイトのSEO順位との比較もできます。注意すべき検索順位の変化は、メールでアラートされるようにもなっています。

自分がSEOの作業をしていた中で、毎日アナログでデータを取得する必要があり、とても時間がかかっていたので、その点を効率化し、SEOに従事している人間の視点で、チェックすべきポイントが分かりやすく視覚化されるようなツールになっています。

商材が多い企業や地域展開の企業が多く活用、インストール型からの乗り換えも

Gyro-n SEOのアカウント数はおよそ8,000ユーザーです。その中でも、商材数が多い、また地域展開している事業など、対策キーワード多い業種として、ECや不動産、人材系の企業様によくご利用頂いています。

Gyro-n SEOの特徴の一つとして、ローカルSEOを進める上で役立つ、地域ごとの検索順位をチェックする機能があります。同じキーワードでも、たとえば東京と大阪では、検索順位が異なることがあります。これは、地域によって競合が違うために起こるのですが、気づきにくい点です。そういった地域に影響されやすいキーワードでのローカル検索を、Gyro-n SEOではチェックできます。

他によくあるケースとしては、インストール型のSEOツールからGyro-n SEOに乗り換る場合です。インストール型のツールは、インストールしたPCを起動しデータを取得します。そのためPCが起動されない休日や、管理者以外との共有に手間が掛かることがあります。 クラウド型のGyro-n SEOであれば、そういった手間を省くことが出来るため、重要なデータの分析と施策の実施により時間を掛けることができます。

月額5,000円~1万円が中心価格帯。

Gyro-n SEOは500円で利用できるスタータープランからご用意しています。

Gyro-n SEOの8,000ユーザーのうち、スタータープランからオプション利用をされる場合も多く、月額5,000円~10,000円が中心価格帯となっています。
スタータープランは、10キーワードで1サイト、1競合の管理ができます。

プランによって、管理できるサイト数・キーワード数・競合サイト数が変わります。さらにオプションで、サイト・キーワード・競合サイトの個別追加も可能です。また、次の機能もご利用できます。

  • ローカル検索の地域を複数設定できる
  • データをCSVでダウンロードできる
  • AdWordsの表示もチェックできる

導入は、ユーザー登録を行い、管理するサイトの基本情報と、キーワードや競合サイトを登録するだけです。1~3ヶ月程度データを取得していくと、分析や検証がしやすくなるかと思います。

Gyro-n SEOでは、過去のデータを蓄積して、長いスパンでの変化を見ることができます。検索結果というのは本来、その日、その場でリアルタイムに検索した結果しか見られないものなので、そういったデータを蓄積しつつ、常に変化を捉えながら対策をしていくことが、SEOにおいて重要なことです。

編集部のまとめ

Gyro-n SEOは、500円から利用できるスタータープランでも、SEOマネジメントに必要な機能が多く使えます。キーワードの検索順位に課題を感じているならば、まずは日々のデータを蓄積し、検索順位の変化を分析することが、課題解決のスタートラインとなることが分かりました。

WebサイトのマーケティングにGoogle Analytics(GA)を利用しているという企業も多いかと思いますが、GAでは詳細を追えないキーワード毎の検索順位や競合の分析なども、Gyro-n SEOで対応できます。GAでサイト訪問者の動きを追うことに加え、狙ったキーワードでSEOを行ったり、競合との比較の中でSEOを行ったり、マーケティングの次のステップに行きたいという場合に役立つでしょう。

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