2017年の流行語大賞「インスタ映え」にも表れているように、インスタグラムは今、女性を中心に多くの人が情報を収集・発信する場となっています。一般ユーザーだけでなく企業も、インスタグラムを積極的に活用し始めています。そんなインスタグラムのビジネス活用の支援を行い、インスタグラム連動キャンペーンの制作・管理ツール「CAMPiN(キャンピン)」を提供しているのが、テテマーチ株式会社。執行役員 ソーシャルメディア事業部 松重秀平氏に、CAMPiNを利用したキャンペーンの効果的な展開方法や相場感について伺いました。
キャンペーン本数制限なし、自動ページ生成で数値測定も簡単
CAMPiNは、2015年12月にリリースしたツールです。特徴として、キャンペーンを自由に制限なく作れるということと、CMSでキャンペーンページを自動生成できること、そして数値計測が簡単でデータをCSVでエクスポートできるということがあります。
キャンペーンの作成は、管理画面のキャンペーン生成フォームを使って、画像やURL、タイトルや日程、収集するハッシュタグや規約など、必要な項目を入力すると自動で生成されます。キャンペーン開始後は、投稿写真の管理画面で、指定のハッシュタグで投稿された写真とユーザー名、その写真に対する「いいね!」数とコメント数、投稿者のフォロワー数が取得でき、一覧で確認できるようになっています。
また、ツールを提供するだけでなく、どういったキャンペーンを行うかといった企画段階からの相談も受けています。他にも、CAMPiNのキャンペーン生成フォームでキャンペーンページを自動で作成することができますが、より手を加えたページを作成したいという場合の制作、広告運用や全体のディレクション、検閲等を行う事務局運営なども、クライアント様のご要望に合わせて承っています。
広報やブランディングにおすすめ、愛犬写真の成功事例も
CAMPiNは様々なクライアント様にご利用いただいていますが、商業施設様や自治体様、メーカー様などではよくご利用いただいています。大手企業さんで、TVCMに割いていた予算をSNSに移していきたいというご相談もあります。インスタグラムはURLリンクを投稿毎に設置できないので、販促を目的とした費用対効果が追いづらく、それよりも広報やブランディングを目的とした活用が多いです。
最近の傾向としては、キャンペーンから来店誘導に繋げたり、モニターを募ったり、ストーリーの中にキャンペーンがあるという例が増えています。
例えば、あるマスクブランドさんでは、マスクのパッケージのワンちゃんの写真に注目しました。愛犬家の方は、犬柄のアイテムを好む傾向があります。そこで、このパッケージの二代目ワンちゃんを募集するフォトコンテストのキャンペーンを開催したところ、2ヶ月間で1万6千件程の投稿が集まり、フォロワーは2800人程増えました。また、副賞として、パッケージ一面に9匹ずつ三面で合計27匹の写真を載せる企画も行いました。こちらは当選連絡をせず限定パッケージを店頭に出し、来店誘導にも繋げています。
初期15万円+月額2万円×12ヶ月が中心価格帯、ニーズに応じたプランあり
CAMPiNは現在、200程のクライアント様にご利用いただいています。基本のプランは導入期間12ヶ月、初期費用15万、月額2万円で、全体の7割程がこのプランを利用されていて、アカウント発行後すぐに利用開始できます。 短期のキャンペーンにも対応できるプランもご用意しております。
また、月間のPV数によっても月額料金が変わります。導入期間12ヶ月の場合、月間1万PVまでは月額2万円ですが、月間1万PV以上で10PVまでは月額4万円、月間10万PV以上は月額6万円となります。
さらに、弊社でコンテンツ制作から広告運用、事務局運営など全体のディレクションまで一括して行うことも可能です。その場合、1~2ヶ月のキャンペーンで150万円程を見ていただければという感じです。
インスタグラム連動キャンペーンの効果には、定量的なところと定性的なところがあります。定量的には、エンゲージ数やフォロワーの延べ人数がどれくらいの数になったかというリーチ数的なところです。定性的には、この写真が一番「いいね!」がつきましたとか、こういったコメントがつきましたというところになります。
編集部のまとめ
インスタグラム連動キャンペーンの制作・管理は、CAMPiNを利用した場合、初期費用15万円の月額2万円、12カ月導入で合計39万円になります。このツールのメリットとして大きいのが、利用期間内に何本でもキャンペーンを作成できること。一般的に、インスタ連動キャンペーンのツールやサービスは、キャンペーン1本ごとの料金となることが多く、1本30万円程が平均的なようです。 ただ、インスタグラムをどう使って良いか分からないという企業も多いと思います。今回のお話では、インスタのキャンペーンは販促よりも広報やブランディングに向いているとのこと。また、ECよりはリアル店舗、実際にその場で手に取ったり体験したりという商品やサービス、場所の相性が良いようです。このあたりを踏まえて、インスタグラムをどう活用すると効果的か検討すると良いでしょう。
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