採用サイトに始まり採用活動をトータルでサポート!中小企業の新卒採用サイトの平均予算は150~250万円【プランナッシュ】

2019年8月21日

企業の新卒採用活動において、就職ポータルサイトや会社説明会、リーフレットやパンフレットの配布といった従来の方法、ツールと組み合わせて、新卒採用サイト開設やSNSを活用するケースが増えているようです。しかし、採用活動におけるWeb活用は、一般的な商品やサービスのWeb施策とは異なる点があります。その詳細と予算感を、採用サイト制作を始めとして企業の採用活動をトータルでサポートする、株式会社プランナッシュ 山崎準也氏に伺いました。

企業の採用活動ツールを紙媒体からWEBまでトータルにサポートする

弊社のサービスの中心となっているのが、企業の採用活動を支援するツール制作です。採用サイト制作を始めとして、リーフレットやパンフレットの制作、動画制作やSNS活用など、採用の課題解決をトータルでご提案できる点が強みです。

新卒採用の場合、エントリーを集めて、会社説明会を開き、面接・選考を行い、内定を出すというステップで、人事担当の方は6ヶ月~8カ月ほどかけて活動をされます。そのどこに課題があるのかというのは、企業によって異なります。

たとえば、そもそもエントリーが集まらないという課題もあれば、内定辞退が多いという課題もありますし、インターシップで使えるツールがないという課題もあります。弊社ではそういった企業それぞれの課題をお聞きして、課題に沿ったツールを提案します。

最近は採用サイト制作の需要が多く、採用ツール制作を手掛ける会社も増えていますが、弊社はそれ以前から長く採用支援に携わってきました。私はもともと岡山県の出身で、大学卒業後、岡山で採用クリエイティブ専門のデザイン制作会社に就職して、その頃から採用ツールの制作に関わっていました。その後、大阪で別の会社に転職した後に、フリーランスとして独立します。そのなかで次第に採用支援の仕事が中心になっていき、東京で会社を立ち上げて10年目になります。

最初はわかりやすく、最後まで興味を惹くことが必要

この4~5年で、中小企業でも採用サイトを制作することは当たり前になりつつあるかもしれません。採用サイトは、採用のステップの入口から出口までずっと使われるという特徴があります。そのため、最初に飽きさせず、最後まで読んで満足できるという両方が必要です。

最初に目に入るコンテンツは、文字は少なく動画やインフォグラフィックスなどを活用して直感的に、インパクト重視で伝えたほうが効果的です。最初からすべてを見てもらうことは考えていません。

一方で選考が進んだ学生は採用サイトをよく見る傾向にあります。そういう人が見るコンテンツには、やっぱりこの会社が良いと思ってもらえるような仕掛けを考えます。安心感や福利厚生、人間関係といったところで訴えるのも効果的です。

また、採用サイトは、同じ人がスマートフォンでもPCでも見るというのも特徴です。すき間時間にちょっと見るのはスマホで、じっくり腰を据えて読みたいコンテンツはPCで見るという感じだと思います。そういった点も意識して制作する必要があります。

採用サイトを作ることでどういった効果があるのか知りたいということはよく言われるのですが、その本当の効果を見るためには、3~4年は追いかける必要があると考えています。たとえ多くの人を採用できたとしても、離職率が高くては意味がないですし、数年後に活躍している人材とマッチングができたのかを、長い目で効果測定していかなければいけません。

中小企業の採用サイト制作の平均予算は150万円~250万円

中小企業の場合、採用サイト制作にかける予算は150万円~250万円前後が一般的です。

一度採用サイトを制作すれば、毎年若干の改善を行うだけで、大企業でも3~4年は同じサイトを使うのが一般的です。採用活動はサイト制作だけではありません。長くお付き合いいただいているお客様では、毎年決まった予算を決めて、今年はこれとこれをやるという形もあります。

経団連の就活ルール撤廃を受けて、今年は特に、採用活動のスタート時期にばらつきがありますが、前倒しの傾向にはあります。最近はインターンシップを行うのが普通になりつつあり、その時期が以前は冬のみだったのが今は夏から行う企業も増えています。

今は売り手市場といわれ、大企業は例外ですが、中小企業ではなかなか人が集まらない状況のようです。特に一般消費者にとって業務内容がわかりにくいB to Bの中小企業様は苦労されています。B to Cであっても、たとえば女性が多いイメージのある化粧品会社だけれども営業ができる体育会系の男性を求めているなど、消費者が見る部分と採用に求める部分は違うので、そういった点でご相談いただくこともあります。

弊社としては、ただやみくもにツールを制作するのではなく、課題を聞いたうえで、どういった人材を狙うのかという戦略に基づいてツール制作を行っています。こちらからこういった人材を狙ったほうが良いというご提案をすることもあります。

編集部のまとめ

企業の新卒採用の活動においてWebを活用する場面というと、数年前までは大手広告代理店が運営するポータルサイトがメインでしたが、最近ではそこに採用サイトやSNSが加わっているようです。

ただし、採用活動におけるWeb施策は単体では効果が薄く、会社説明会やリーフレット・パンフレットなど、従来の手法と連動させることで効果を発揮します。そのため、採用活動全体を見て、最適なタイミングで最適なツールを活用できるような戦略が必要です。

一般的にWeb施策はWeb担当者が行いますが、採用活動の場合、通常は人事担当者の管轄となります。そのため、知識や経験がなく、採用サイトやSNSの重要なことは感じているものの、どのように活用したら良いのかわからないということも珍しくないようです。

そういったときに、プランナッシュが提供するようなサービスを利用することで、採用活動全体を見た効果的なツールを選択し、今時の採用活動に合った施策を実現できるのではないでしょうか。

採用サイトやSNSなどを採用活動にWebを活用することで、売り手市場のなかで苦戦しがちな中小企業であっても、求める人材に効率的にアプローチできる可能性が広がります。就活をする学生から見ても、企業の大きさや知名度だけでなく、企業の中身に触れて就職先を選ぶ機会になるはずです。

プランナッシュが提供する

採用ツール制作サービス「クリサイ」

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i.kawamura

山口県出身。王朝文学が好きで研究者を夢見て大学で国文学を専攻するも、方針転換で就職。新卒で入社した会社でネットショップ運営に携わり、カスタマーサポートから商品開発、プロモーションなどを経験。その後、EC業界向けメディアに転職。編集部でメディア運営や業界紙の制作ディレクションを経験した後、フリーのライター・編集者として独立。