こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です
ランディングページ(LP)を制作することを検討している、または思うようにLPの効果が出ずに悩んでいるWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。
- ランディングページを作成したが、公開後の運用改善体制をどうすべきかヒントがほしい
- LPOについてノウハウを持った外部パートナーを探している
このような課題をお持ちの方に、この記事ではLPOコンサルティングの具体的な内容と、LPOを実施できるコンサル会社、運用代行会社の中でおすすめの会社9社をご紹介します。
LPを作成するメリットや効果、作り方についてはこちらの記事も併せてご覧ください。
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ランディングページ(LP)とは?LPの効果、作り方と制作会社の選定ポイント紹介
LPを制作することを検討している、または思うようにLPの効果が出ずに悩んでいるWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。 自社のLPを新規に作ることになったが、あまりLPの企画や制作 ...
LPOのコンサル・運用代行会社にお願いできる業務
ランディングページ最適化(LPO)の基本的なステップは以下の通りです。
- LPの現状を分析する
- LPの問題点を洗い出す
- 改善策を立案する
- LPを修正して再度公開する
- 効果を測定する
アクセス状況とコンテンツの双方から問題点を探り、よりコンバージョン数やCVRを高められる改善策を検討することになります。
LPOコンサルティングを委託すると、以下にあげる業務を依頼することが可能です。
トラフィック分析と改善点の提案
アクセス解析ツールなどを使い、LPにアクセスしているユーザーの行動や収益性に関する分析を行います。
LPOを実施する際に確認する指標としては以下のものがあります。
セッション数:LPへのユーザーの訪問数。
CVR(コンバージョン率):セッションのうちCVに至った割合。
滞在時間:LPを訪れたユーザーがLPにとどまっていた時間。
直帰率:セッションのうち、リンクやCTAをクリックせず離脱した割合。
CPA:「広告費÷CV数」で算出される、CV一件あたりの獲得単価。
これらについて、事前に設定した目標数値と乖離がないか、仮説が間違っている部分がないかを確認します。
コンテンツ、デザインの修正、最適化
「ヒートマップ分析」や「行動レコーディング」を使うと、ユーザーがLPのどこに視線が向かっているかや、どこに着目しているかなどを把握することができます。
これらの分析をもとに、LPの画像やキャッチコピーを改善したり、マイクロコピーを修正するなどコンテンツやデザインの最適化を図ることができます。
LPOツールの導入、活用支援
LPOコンサルティングを行なう企業の中には、LPOツールを開発、提供している企業もあります。
LPOツールにはランディングページを分析する際に必要な様々な機能が搭載されています。
コンサルティングを依頼する際はその企業のLPOツールを利用することができるため、これまでのツールで取得できなかったデータを収集できたり、初心者でも簡単にA/Bテストやユーザーの行動分析ができる機能が搭載されています。
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LPOとは?具体的な進め方解説&おすすめLPOツール10選!:2023年11月版
ランディングページ(LP)を制作することを検討している、または思うようにLPの効果が出ずに悩んでいるWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。 このような課題をお持ちの方に、この記事 ...
コンバージョン設計、ペルソナ設計等の戦略修正支援
ランディングページを運用する際は目的とターゲットユーザーを明確にする必要があります。
LPを運用する目的とは「コンバージョンを増やす」ことであり、コンバージョンを増やすためにどのようなユーザーを集客するかをペルソナ分析などを使って設計していきます。
LPで思うようにコンバージョンが増えていない場合、コンバージョンに至るまでの設計段階でターゲットユーザーがそもそも合っているか、集客するための手段、CTAの位置などについて見直しましょう。
広告の運用代行
ランディングページにアクセスが極端に少ない場合は何が改善点かを見つけにくい状態となっています。
LPに大量のアクセスを集めたい場合は、バナーなどのディスプレイ広告や、検索連動型広告(リスティング広告)を出稿することが有効です。
LP制作会社が広告運用のノウハウも保有している場合は、広告出稿とLP運用を同時に依頼することでより円滑にLPの成果を拡大させることができます。
LPOのコンサル・運用代行会社を選ぶ際のポイント
どんなジャンル、施策に強いLPOコンサル・運用代行会社か?
LPOコンサルを提供する会社の多くは導入事例を掲載していますが、Webに掲載されていない非公開案件も含めてどのような業種のLPOを請け負ってきたかを確認しましょう。
「この業種に特化している」と具体的に得意な業種を明記している会社もありますので、LPOコンサルを検討している場合は参考にしてください。
どんな実績があるか?
LPOコンサルでは、LPOを実施した後コンバージョンが増えたか、CVRが改善したかが最も重要な指標となります。
導入事例の中でもCVRの改善をアピールすることが多いため、導入事例で自社に近い業種があれば確認してみましょう。
コミュニケーション、対応品質
LPOを委託すると現状のLPを分析するフェーズに入っていきます。
コミュニケーションの観点から、Web会議ツールを利用して定期的に打ち合わせを実施したり、改善作業中の段階でも随時進捗を共有するなどクライアントとの連絡を頻繁に行なうことができる会社に委託することが望ましいです。
価格
LPOコンサルティングサービスや運用代行会社の多くは、現状分析と改善提案だけでなくLPの修正や新規作成までも代行することが多いため、価格が固定されておらず見積もりベースとなることが多くなります。
したがって、LPOを依頼する際は各社に問い合わせを行なった上で、複数の会社の見積もりを比較した上で委託することをおすすめします。
LPOのコンサル・運用代行会社おすすめ10選
1.ディレクターバンク株式会社
ディレクターバンク株式会社は300名を超える多様なWebマーケティング人材が所属しており、広告運用を絡めたLPの作成やコンサルティングの実績が豊富にあり、ホームページに事例が多数掲載されています。
LP作成のノウハウだけでなく、日々の運用・分析や改善施策の提案を行なうことができ、LPの作成から運用までを一括で委託することが可能です。
また、同社は多機能なMAツールであるHubSpotの公式パートナーであり、顧客管理システムまでやマーケティング機能を統合した「HubSpot」を社内導入して、LPで獲得したリードをマーケティング活動や顧客管理まで統合管理することをサポートするプランも用意しています。
料金体系
LP制作基本プラン:300,000円(税抜)
オプション(一例):
・バナー制作5,000円/点
・分析・改善提案月額30,000円
2.デジタルアスリート株式会社
デジタルアスリート株式会社では、LPの作成・改善について1,000社以上の実績があります。
事前に運用戦略会議を開催し、ターゲットユーザーの分析やA/Bテストの案を検討してからセールスライティングの経験が豊富なライターやデザイナーがLPを作成するため、作成までに時間がかかりすぎたり、不安を抱かせることはありません。また、費用決定後に追加費用が発生することもありません。
LP作成後は改善を続ける中で、毎月1回ミーティングを開催してレポートの提出と改善案の提案を行ないます。
料金体系
要問い合わせ
3.株式会社Kaizen Platform
株式会社Kaizen Platformは2020年12月に東証グロース市場に上場した企業で、Webサイトの分析と改善施策に関するコンサルティングサービス「KAIZEN UX」を提供しています。
海外を含めた様々なWebサイトの改善事例をノウハウとして保有しており、利用実績やお客様事例では多くの大手企業が採用しています。
単一のLPで集客元に応じてファーストビューを出し分けたり、コンバージョンを高めるためにエントリーフォームをステップ式にしてコンバージョン率の向上や離脱する項目の洗い出しなどが可能です。
料金体系
要問い合わせ
→「株式会社Kaizen Platform」のWebサイトはこちら
4.株式会社コンバージョンアド
株式会社コンバージョンアドが提供しているLPO支援サービス「SEGMENT」では、デジタル広告運用の最適化とLPの最適化を掛け合わせることで、コンバージョンの最大化を目指すことができます。
広告運用やCVR向上についてのスキルを活かし、流入させたいユーザーを想定し、それぞれに合った広告設計やEFO(エントリーフォーム最適化)を行ないます。
LP改善のためには同社が開発したLPOツールの「CVX」を利用して分析を行ないます。
料金体系
要問い合わせ
5.株式会社シード
株式会社シードのLPO支援サービスでは、無料でA/Bテスト機能を利用できるGoogleオプティマイズを使いLPOを実施します。
A/Bテストはファーストビューやボタン配置、ボタンの色などを変えたページを均等な割合で表示させて最も効果があるものを選別でき、これにより成約率を向上させることができます。
GoogleオプティマイズはGoogleアナリティクスと連携させて利用できるメリットもあり、相談する企業によってはLPOツール利用費がかかってしまうことを避けたい方におすすめです。
また、同社が提供するヒートマップツールではスクロールヒートマップを利用でき、ユーザーがページをどれくらい下まで見ているかを調べることで、ユーザーがどの程度LPの内容に興味を示しているかを計測できます。
料金体系
要問い合わせ
6.株式会社nano color
株式会社nano color(ナノカラー)は大阪府大阪市にオフィスがある関西のLP制作会社です。
ターゲットの心理によって打つべき施策は異なるという考えから、関心度に基づくWeb広告の施策やLPサイト内の施策を検討していくことが同社の強みです。
LP改善に関するコンサルティングサービスでは、消費者及びターゲットの分析と集客からコンバージョンまでのロードマップを描いて、適切な施策をご提案します。
料金体系
要問い合わせ
7.株式会社ラヴィゴット
株式会社ラヴィゴットでは、LP制作とLPOコンサルティングを主要事業として展開しており、多くの「お客様の声」がホームページに掲載されています。
LPOコンサルティング事業では、アクセス解析やヒートマップツールなどを用いて現状のLPの課題を多方面から分析し、優先すべき改善点やLPに掲載すべきコンテンツなど具体的な改善提案を行ないます。
提案後の改修作業は社内のデザイナー・コーダーが実施し、その後の効果検証までをワンストップで実施しています。
料金体系
要問い合わせ
8.株式会社ラベンダーマーケティング
株式会社ラベンダーマーケティングは、LP改善企業の中でも数少ない成果報酬型のLPO支援サービスです。
LPOツールの利用費は別途必要となりますが、CVRが改善されなければ費用がかからないことを特徴としています。
LP改善対象となるLPの目安としては、月間5,000PV以上のアクセス、CVRが現状1%以上となっています。
料金体系
LPOツール利用費:月額30,000円から
CVR改善による成果報酬型
→「株式会社ラベンダーマーケティング」のWebサイトはこちら
9.株式会社ニュートラルワークス
株式会社ニュートラルワークスはWebサイト制作やマーケティング支援を行っており、ランディングページ制作やLPOコンサルティングサービスを展開しています。
10.株式会社Bgreen
株式会社Bgreenは安価にLPを作成することができるLP制作会社としておすすめです。
スマートフォンに対応したLPが33,000円(税込)から制作可能で、低予算でLPを始めたい場合や、複数の LPを同時に作成したい場合、LP制作費用を抑えて広告費用により費用をかけたい場合にもおすすめです。
低予算で作成できるテンプレートを活用したプランでは、安さだけでなく短い納期で納品することができ、もちろんデザインにこだわりたい場合にはフルパッケージのLP作成も対応可能です。
また、制作後のアフターフォローや作成後の修正も対応可能です。
ただし、デザイン修正やデザインデータの提供には追加費用がかかるため、注意が必要です。
LPOのコンサル・運用代行会社おすすめ10選!まとめ
ランディングページを運用する上で、公開中のLPが計画通りのコンバージョンを獲得できていない場合、LPOを実施してCVRを改善する必要があります。
LPOはアクセス状況とコンテンツの双方で様々な分析を行ない、課題と改善策を洗い出すこととなるため、LPOのノウハウを持つ企業に相談することでPDCAサイクルを早く回すことが可能です。
LPの状況によって改善点が様々であるため、LPOを依頼する際の金額は見積を取得する必要がありますが、LPOコンサルティングを委託する企業を選定する際は導入事例や実績を確認して、複数の会社に見積を依頼することをおすすめします。
ディレクターバンクではLP制作から改善のご提案、運用代行などランディングページに関する様々なご相談をお受けしております。
LP運用ノウハウを持つディレクターやデザイナーも多数在籍しておりますので、LP運用でお悩みの方はぜひ一度弊社までお問い合わせください。
Webマーケティング視点で成果を出すためのLPを制作します
ディレクターバンク(株)のLP制作では、現状課題をヒアリングさせていただいた上で、LPのコンテンツ企画・制作から、公開後の広告運用、LP修正対応まで、LPで成果を出すための必要なサポートをワンストップで提供させていただきます。
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