こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です
BtoB企業でこれからコンテンツマーケティングを始めたい、またはコンテンツマーケティングで思うように成果が出ないことに悩んでいる企業のWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。
- コンテンツマーケティングの支援を受ける際の選定ポイントを知りたい
- 具体的におすすめのコンテンツマーケティング運用支援会社を知りたい
この記事ではコンテンツマーケティングのメリット・デメリット、運用支援会社の選定ポイントと分野別のおすすめ運用支援会社11選を紹介します。
BtoBコンテンツマーケティングについての概要はこちらのページもご覧ください。
コンテンツマーケティングの外部委託について
コンテンツマーケティングとは、見込み顧客の興味や関心に対して価値のある情報をコンテンツとして発信することにより、自社商品・サービスの認知や信頼を得て、最終的に購買行動につなげるマーケティング手法のことです。
企業が商品やサービスの購買を決定するには社内決裁が完了するまでに様々なプロセスを経る必要があるため、BtoBビジネスではBtoCに比べ取引成立までのハードルが高くなります。
Web経由で見込み顧客を獲得するには、的確なコンテンツマーケティングが重要となりますが、自社にそのスキルが無かったり早く成果をだしたい場合は、BtoBコンテンツマーケティングに精通した外部企業に委託するのが有効です。
社内でスタッフがライティングスキルを習得する時間が取れない、オウンドメディア運用ノウハウが無いといった場合は、コンテンツ制作やメディア運用を外部に委託することをおすすめします。
コンテンツマーケティングのメリットとデメリット
自社の商品やサービスを販売促進する手段としては、大きく分けてコンテンツマーケティングと広告出稿の2つの方法があります。
広告出稿と比較した場合のコンテンツマーケティングを行なうメリットとしては
- 広告出稿費用と比較して、低予算から始めることができる
- 制作したコンテンツは継続的に効果を生むことができる(ストック型)
の2点があります。
デメリットとしては短期的には大きな成果は発生しにくいという点があります。
運用を外部に委託するメリット
メリット1:迅速に立ち上げることができる
例えばオウンドメディア運用を外部企業に委託する場合、委託企業がオウンドメディアの運用経験があるディレクターやその業界に詳しいライターを集めて、早急に運用体制を構築することができます。
優秀なディレクターやライターに委託することができればオウンドメディアのコンテンツの品質を担保することができ、記事を公開するペースなども柔軟に対応することが可能です。
メリット2:社内担当者の負荷が減る
オウンドメディア運用の場合、記事制作だけに限らずディレクション業務や社内報告用のレポート作成など、運用に付随する業務も委託先企業が行なうため、社内で発生する工数を抑えることができます。
また、メールマーケティングを支援するサービスであれば、効果測定や無効なメールアドレスの削除など手間のかかる作業負荷を軽減し、運用担当者は企画やディレクションに専念することができます。
メリット3:効果が最大化する
BtoB向けコンテンツマーケティングに精通した企業にホワイトペーパー作成を委託した場合、自社の担当者が作成した場合と比較してより多くのリードを獲得できるようになったり、オウンドメディアでもより成果につながるメディアを構築することができます。
コンテンツマーケティング運用支援会社の選定ポイント
複数の施策に対応できるか
コンテンツマーケティングはオウンドメディア構築や記事コンテンツ作成以外にもメールマーケティングやホワイトペーパー制作、ウェビナー開催など様々な手法があります。
オウンドメディアを運用する中で新たにホワイトペーパーなどの施策を並行して進めることを想定した場合、オウンドメディア運用のみを委託できる会社よりも複数の施策に対応できる会社の方がスムーズに施策を展開することができます。
あらかじめ複数施策を予定している場合は、様々な機能を持つマーケティングツールを活用することもおすすめします。
BtoBコンテンツマーケティングの運用実績があるか
BtoBマーケティングは、購買プロセスや訴求手法などBtoCとは異なる特性があるため、コンテンツ運用についてもBtoB領域での運用支援実績があるかどうかを確認することは重要です。ペルソナ作成や運用計画作成においてより精度の高い成果物を期待することができます。
また、同業種や近い業種での運用経験があれば、専門用語や業界に関する法規制などをあらかじめ踏まえているので、よりスムーズな制作運用が期待できます。
コンテンツや品質を確認できるか
運用支援を開始した後、委託する企業は作成するコンテンツのスケジュール進行管理を行なったり、期待したクオリティの制作物が作成されているかを管理する必要があります。
計画通りに作業が進んでいるかを確認するためには、日頃からチャットツールなどで情報共有を行ないつつ、月一回のペースで定例ミーティングを開催し、KPIの進捗管理や実績確認を行なうことが一般的です。
契約期間や費用対効果
企業がコンテンツマーケティング支援を受ける場合、最低契約期間が決まっているものがあります。
また、運用支援を受けるよりも自社でツールを活用することでコストを抑えられる場合もあるため、事前に契約内容を確認し、費用対効果として問題がないかを予め検討しましょう。
BtoB向けオウンドメディア運用支援に強い会社
オウンドメディアを運用する場合、記事執筆のみを委託するケースや構築から運用までを全て委託するケースがあります。
構築から運用までを委託する場合、運用に関わる人数が増えたり、記事執筆本数が増えた場合には費用が高くなることがあるため注意が必要です。
ディレクターバンク株式会社
ディレクターバンク株式会社はオウンドメディアの構築・運用やSNS運用代行など、Webマーケティングを様々な形で支援しています。
200名を超えるWebマーケティングのプロフェッショナル人材が在籍しており、業務ボリュームに応じて、最短週1日相当の稼働から委託することが可能です。
また、オウンドメディア経由で獲得した見込み顧客を商談に繋げるためのツールとして、海外でも多くの企業が導入しているMAツール「HubSpot」などの導入支援も可能です。
CROCO株式会社
CROCO株式会社の「メディアマネジメントサービス」は、オウンドメディアの立ち上げから運用支援までを一括して委託することができるサービスです。
同社にコンテンツ制作を依頼すると、戦略立案を行なうプロデューサーやマーケティングディレクターなどの体制を構築できるほか、専門家による監修が必要なコンテンツ制作も対応可能です。
Appmart株式会社
Appmart株式会社はオウンドメディアの運用や、ホワイトペーパーの作成に力を入れている企業です。
Appmart株式会社のサービスを利用すると無料でMAツールを導入することができ、ホワイトペーパーの作成についても併せて委託することができます。
株式会社才流(さいる)
株式会社才流は100社近くのBtoB企業の新規リード獲得実績があり、自社のマーケティング活動で得た知見を委託元企業へ提供しています。
また、クライアントの事業責任者へのインタビューを行い事業の理解度を上げた上で、オウンドメディアにおけるリード獲得だけでなく、メルマガの改善やインサイドセールスについても支援を行ないます。
必要に応じて見込み顧客や既存顧客へのインタビューも企画可能です。
BtoB向けSNS運用支援に強い会社
株式会社ホットリンク
株式会社ホットリンクはSNSマーケティング支援などを提供しており、東証グロース市場に上場している企業です。
大手企業などのSNSアカウントの運用代行実績があり、競合分析をした上でSNSアカウントの戦略を策定するなど、SNSアカウント運用経験が豊富なプロフェッショナルに運用全体を委託することができます。
株式会社フラグアウト
株式会社フラグアウトは2022年に設立されたBtoBに特化したSNS運用支援企業です。
事業内容もSNS広告運用支援とSNSアカウント運用支援に絞っており、アカウント運用支援では主要3サービスに加え、原則実名制でビジネスに関する投稿が中心となっているSNS「LinkedIn」の運用支援も行なっています。
株式会社リプカ
株式会社リプカはInstagramを中心としたSNS運用代行サービスを行なっている企業です。
Instagramで注目されるアカウントの多くはBtoC向けであることが多いですが、近年はBtoB企業のアカウントが増加しています。
FacebookからInstagramにBtoB向けの広告を出稿する企業だけでなく、企業公式アカウントを開設し、大学生への認知拡大に向けて企業や採用に関する情報をInstagramで発信する企業が増えています。
その他のBtoB向けおすすめコンテンツマーケティング支援会社
配配メール(株式会社ラクス)
株式会社ラクスはメールマーケティングに活用できるメール配信サービス「配配メール」を提供している企業です。
見込み顧客に向けてメールを配信する際に属性(セグメント)を絞るだけで指定の条件でメールを配信することができたり、特定の条件を満たすユーザーに対してシナリオに従って自動的に順次メールを配信するステップメール機能が充実しています。
また、メールの開封率(HTMLメールのみ)やリンクのクリック数などを計測する分析機能が充実しています。
株式会社EventHub(イベントハブ)
株式会社EventHub(イベントハブ)はウェビナーや大規模なオンライン型カンファレンスの開催を支援している企業です。
自社でウェビナーを開催するノウハウを持っていない場合でも、ウェビナーへの登録ページから終了後のアンケート回収・分析まで、ウェビナーに関する全ての作業を代行してもらうことも可能です。
また、参加者に関する情報をMAツールと連携させることも可能です。
→「株式会社EventHub(イベントハブ)」のWebサイトはこちら
ターゲットメディア株式会社
ターゲットメディア株式会社は10年以上にわたりBtoB向けに特化したコンテンツマーケティング支援サービスを事業展開しています。
マーケティングのためのWebサイト制作や広告運用のほか、ホワイトペーパーの作成代行やBtoB向けの記事作成代行サービスを提供しています。
ホワイトペーパーの作成代行についてはIT業界や製造業、経営支援サービスなど様々な業種での実績を社名を列挙して掲載しており、特にこれらの業界でホワイトペーパーを製作したい企業におすすめです。
株式会社シャノン
株式会社シャノンは東証グロース市場に上場しているコンテンツマーケティング支援企業です。
リードのスコアリング機能やSFA(商談管理ツール)機能がついた一体型のMAツールを提供するほか、マーケティングの全体戦略やKPIを策定、評価するコンサルティング事業も営んでおり、コンテンツマーケティングを強化したい企業に向けたアドバイスを行なっています。
まとめ
BtoB向けのコンテンツマーケティングでは、リードを獲得するためのオウンドメディアやSNS運用といった手法のほか、具体的な商談に繋げていくウェビナーやホワイトペーパーなど、様々な手法があります。
コンテンツマーケティングは広告運用と比較して低予算で始められることや、作成したコンテンツが資産となり、長期的に効果を生む可能性があることがメリットとなります。
BtoB向け中小企業の担当者がコンテンツマーケティングを始めたい場合は、オウンドメディアの運用やホワイトペーパーなど、低予算で始められる施策から始めてみてはいかがでしょうか。オウンドメディアの運用やホワイトペーパーなど、低予算で始められる施策から始めてみてはいかがでしょうか。
これらのコンテンツマーケティングでは、MA(マーケティングオートメーション)ツールやCRM(顧客管理)ツールを導入することで、獲得したリード情報の管理分析を行い、各顧客の属性や購買プロセスにあった、より精度の高いコンテンツ訴求をすることが可能です。
例えばメールマーケティングであれば、メール配信機能を利用することで、担当者に負荷をかけることなく、顧客属性別に最適な訴求内容のメールを配信することができます。
長期的に取り組むことがポイントとなるコンテンツマーケティングでは、こうしたマーケティングツールの導入や導入後の活用もあわせて支援をうけられる外注先を選ぶことをおすすめします。
ディレクターバンクでは「オウンドメディアを始めたい」や「コンテンツマーケティングはどうしたらいいか」「MAツールと連携させたい」など、BtoBビジネスを展開する様々な企業からのお問い合わせにお応えしております。
効果的なマーケティング手法や各施策のコツなどをより詳しくお聞きになりたい場合は、ぜひ一度弊社までお問い合わせください。
御社のWeb担当者として日々のWebサイト運用業務を代行
ディレクターバンク(株)のWebサイト運用代行は、Webサイトの更新業務をはじめ、メールマガジン配信業務、SNSへの情報投稿業務など、御社のWeb担当者として、日々のWebサイト運用業務を代行するサービスです。