こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です
コーポレートサイトのリニューアルを検討している、またはコーポレートリニューアルを控えており具体的な手順やノウハウを知りたい企業のWeb担当者の以下の課題にお答えする記事です。
- コーポレートサイトの制作やリニューアルにあたり制作の外部委託を検討している
- コーポレートサイト制作について費用の相場を知りたい
- コーポレートサイト制作についてよい外部委託先を選定するポイントを知りたい
この記事では自社のコーポレートサイトリニューアルを企画しているWeb担当者に向けて、コーポレートサイトリニューアルにかかる費用の内訳や、コーポレートサイトのリニューアルを行なう際におすすめの制作支援会社10社をご紹介します。
その他、リニューアル時の注意点や、RFPを作成する際のポイントなど、コーポレートサイトリニューアルの全体像を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
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コーポレートサイト制作の目的と重要性
コーポレートサイトとは、会社概要や事業内容など、企業が自社について紹介したり様々な情報を発信するWebサイトのことです。
コーポレートサイトを制作するメリットとしては
- 企業情報や事業内容を公開することで信用を得られる
- ブランディングやイメージ向上、商談獲得に寄与する
- コストがかからない採用活動を行なえる
などが挙げられます。
コーポレートサイトの役割と設計のポイント
コーポレートサイトは今後の取引を検討している法人や、就職希望者など様々なステークホルダー(利害関係者)がアクセスするWebサイトになります。
コーポレートサイトを作成する際は、
- 各コンテンツについてターゲットを明確にする
- サイトの構造をわかりやすくし、探したい情報がすぐ見つかるようにする
- スマートフォンからのアクセスに対応する
などが求められます。
また、ロゴやコーポレートカラーを企業が定めている場合には、企業としての見せ方として一貫したデザインに統一するようにしましょう。
コーポレートサイトリニューアルの重要性
コーポレートサイトリニューアルを行なう際は、まず目的を明確に決めることが重要です。
リニューアルを行なう理由としては、企業名の変更やセキュリティ強化、集客やWebマーケティング活動などが挙げられます。
そして、リニューアルの目的に沿って、具体的にリニューアルの内容を検討していきます。
現在のコーポレートサイトの課題を洗い出し、現状分析を行なうほか、競合他社がどのようなコンテンツを掲載しているかを比較したり、参考になる事例を探してみることをおすすめします。
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コーポレートサイト制作に必要な費用
コーポレートサイトのリニューアルは、企業イメージの刷新や顧客との接点強化に大きく寄与します。
しかし、具体的な費用感が分からず、どれくらいの予算を確保すべきか迷う方も多いでしょう。
ここでは、制作費用の相場や内訳、予算に応じたプラン設定のコツを解説します。
サイト制作費用の相場
コーポレートサイトのリニューアル費用は、サイト規模やデザイン、機能要件によって大きく異なります。
2024年8月にJetB株式会社が発表したアンケート調査によると、コーポレート制作費の単純平均は125万円で、最安値は4万円、最高値は650万円でした。
出典:【116社に取材】コーポレートサイト制作のリアルな料金相場を調査したレポートを公開
制作費用はページ数など複数の要素により決定されますが、一般的な費用相場の目安としては以下の通りです。
■小規模サイト(5〜10ページ程度)
約50万円〜150万円
主にスタートアップや制作費用を抑えたい中小企業が対象です。
■中規模サイト(10〜50ページ程度)
約150万円〜500万円
中小企業や中規模ビジネス向けのしっかりとしたサイト構築が可能です。
■大規模サイト(50ページ以上、または特別な機能を含む)
約500万円〜1,000万円以上
高度なデザインやカスタム機能が求められる場合の価格帯です。
制作費用の内訳
制作費用はさまざまな要素で構成されています。
それぞれの内訳を理解することで、適切な予算配分が可能になります。
1.要件定義・企画設計費用(費用の10-20%)
サイトの目的やターゲットを明確化し、要件やサイトマップなど全体の構成を決める工程です。
2.デザイン費用(20-40%)
視覚的なデザインやUI設計を行います。
テンプレートを使用せず、オリジナルデザインを作成する場合、コストが高くなります。
3.コーディング・開発費用(30-50%)
サイトのHTML/CSSコーディングや、必要な機能のプログラム開発が含まれます。
4.コンテンツ制作費用
テキストや画像、動画などの制作費用です。
コンテンツの質や量によって大きく変動します。
5.テスト・運用サポート費用(5-10%)
サイト公開前のテストや、公開後のサポートにかかる費用です。
予算に応じたプラン設定のコツ
限られた予算内で最大の効果を得るには、以下のポイントを押さえることが重要です。
■優先順位を明確にする
追加したい機能を必須の機能なのか、余裕があればつけたい機能なのかを区別し、リニューアルの目的達成に必要な部分に予算を集中させます。
■テンプレートを活用する
オリジナルデザインではなく、WordPressテーマなど、市販のテンプレートを利用することで0からデザインを作成する場合と比べて費用を抑えられます。
■段階的な実施を視野に入れる
リニューアルを複数の段階に分けて行ない、初期のリニューアルでは最小限の機能だけにリリースを絞り、急がないものは今後の機能追加で対応することも一つの方法です。
■見積もりを複数社から取る
制作会社ごとに提案内容や価格が異なるため、複数の見積もりを比較し、適切なパートナーを選びましょう。
サイト制作の外部委託の手順
コーポレートサイトの制作を外部に委託する場合、以下の流れを把握しておくことでスムーズな進行が可能です。
【企画設計フェーズ】
1.目的・目標・課題を決める
2.どんなホームページが必要か決める
3.Web制作会社への見積依頼〜発注先選定
【制作運営フェーズ】
4.Webサイト制作〜納品
5.検収、リニューアルサイト公開
6.運用・改善(PDCA)
必要な事前準備と情報整理の方法
リニューアルを成功させるためには、入念な準備や情報収集・整理が重要です。
事前準備としては、リニューアルの目的を明確にする、課題を洗い出す、目標値を決める、それらの情報をもとにRFPを作成するなどがあります。
情報収集としては、現在のコーポレートサイトのアクセス状況や問い合わせ数などの実績数値を把握したり、他部署へのヒアリングや同業種の企業や大手企業のデザインの参考事例などを調査します。
コーポレートサイト制作の委託先選定のポイント
委託先選定のポイントとしては以下の4点が挙げられます。
■実績の確認
同業種や同規模のプロジェクトの経験が豊富な会社であることが望ましいです。
企業のWebサイトで公開されている事例紹介や事例集などを通じて、過去のポートフォリオや事例を確認しましょう。
■コミュニケーション力
自社担当者の要望を正確に汲み取り、制作会社から適切な提案ができるかを確認します。
見積や提案などの相談段階におけるミーティングやメールでのやり取りから判断することができます。
■技術力と対応範囲
導入するCMS、SEO対策などの施策内容、モバイル対応など、必要なスキルが揃っているかをチェックします。
■コストパフォーマンス
見積もり内容を精査し、予算に見合う成果が期待できるかを検討します。
これらの項目のほか、RFP(提案依頼書)の作成は選定プロセスで欠かせません。
RFPを通じて、サイトの目的、ターゲットユーザー、必要な機能、予算、スケジュールを明確に伝えることで、各社の提案を比較しやすくなります。
具体的で詳細なRFPは、制作会社からの的確な提案を引き出す鍵となります。
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コーポレートリニューアルを成功させる「RFP」の書き方|制作会社からよい提案を引き出すコツ
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コーポレートサイト制作を支援してくれる会社10選
ディレクターバンク株式会社
ディレクターバンク株式会社は、オウンドメディアの構築・運用やリスティング広告運用の支援など、Webマーケティング全般を支援している企業です。
コーポレートサイト制作についても、御社のニーズに合わせて実績豊富なディレクターとデザイナーをアサインし、サイト構築だけでなく、SEOをはじめとした集客支援やプロジェクトマネジメント支援など、予算に応じてプロジェクト全般について支援することが可能です。
また、公開後の更新作業や広告・SNS運用代行も可能です。
・料金プラン
WordPressでコーポレートサイトを構築した場合(一例)80万円〜
(制作ボリュームによって都度お見積り)
株式会社ニュートラルワークス
株式会社ニュートラルワークスは、リスティング広告運用やオウンドメディア構築などのデジタルマーケティング支援およびコーポレートサイトをはじめとした法人向けのWeb制作サービスを提供しています。
3,000社を超えるマーケティング支援実績をもとに、SEOに強いコーポレートサイトを制作することに強みがあります。
株式会社PLAN-B
株式会社PLAN-Bでは、期間限定でUI、UXなどの観点からコーポレートサイトのパフォーマンスを分析する「サイト無料診断」を提供しています。
「デザインが古い」などで悩んでいる企業に対し、最新かつUI、UXを意識したデザイン変更を提案したり、長期運用を見据えたCMSの導入を提案するなどにより年間平均セッション数が110%増加するなど、背景や課題点をヒアリングした上で提案を行なっています。
株式会社ベーシック
株式会社ベーシックは、BtoBマーケティングに特化したCMS「ferret One」を構築、提供しているほか、ferret Oneを利用したサイト構築、運用代行サービスを提供しています。
BtoBビジネスを展開している企業で、コンテンツマーケティングをはじめたい企業におすすめです。
コニカミノルタジャパン株式会社
コニカミノルタジャパン株式会社は、日本国内で複合機を中心としたオフィス環境支援などを行なっています。
コニカミノルタは2003年の企業合併後、Webサイトにおけるブランド統一やデジタルマーケティングなどに取り組んでおり、その知見を活かしたWebサイト制作支援およびサイトリニューアル支援を行なっています。
ドコドア株式会社
ドコドア株式会社は1,600社以上のコーポレートサイトを制作した実績を持つ制作会社です。
サイト制作においては、担当者の運用コストを意識した構築を行なうほか、予算と納期に合わせたプランニングを提案します。
料金プランについてもサイト上で4つのプランが明記されています。
■料金プラン
スタートプラン:39万円〜
シンプルプラン:79万円〜
マスタープラン:150万円〜
パーフェクトプラン:300万円〜
株式会社GIG
株式会社GIGは専門知識がない担当者でも簡単にWebサイトを構築できるCMSツール「LeadGrid」を提供している他、同ツールを活用したサイトリニューアル支援も行なっています。
制作事例の紹介ページでは、多くの案件で制作費用の概算金額が公開されていたり、資料請求フォームに入力することで、予算別のコーポレートサイト制作事例集をダウンロードすることができます。
株式会社KOP
株式会社KOPが提供するサイト制作サービス「NOREN」では、集客を強化したい企業のコーポレートサイト制作について、3つのプランを提供しています。
デザインはセミオーダータイプであるため一部制約があるものの、スタートアップ企業や中小企業を主要顧客として、最安で16.5万円(ライトプラン)+月額費用、最短5営業日でサイトを完成させることが可能です。
■料金プラン
ライトプラン:16.5万円+月額5,500円
スタンダードプラン:27.5万円+月額5,500円
プレミアムプラン:49.5万円+月額5,500円
株式会社日本テレビアート
株式会社日本テレビアートは、日本テレビグループの子会社として、クリエイティビティの高いWebサイトをノーコードツール「STUDIO」を活用して制作しています。
番組ポスターやロゴ制作など、テレビ局のクリエイティブを制作するほどの高いデザイン性を持つプロフェッショナルが、コーポレートサイトを制作することで、デザインにこだわりが強い企業のリニューアルについても、対応可能です。
株式会社Kaizen Platform
株式会社Kaizen Platformは5万件を超えるWebサイトのUX改善を支援しており、そのナレッジやクリエイティブ制作を活かしたサイトリニューアル支援サービスを提供しています。
コーポレートサイトの現状の問題点について、独自の「KAIZEN UX分析」で現状を把握し、あるべき姿を提案します。
また、Webサイト制作についても、20年以上、年間300件以上のサイト制作・運用を行なっている安心の制作体制を構築しており、リリース後の運用保守についても提案します。
→「株式会社Kaizen Platform」のWebサイトはこちら
まとめ
コーポレートサイトをリニューアルする目的としては、社名やブランディング方針の変更にともないサイトの刷新が必要となる場合の他、アクセスを増やしたい、Web経由の売上(商談)を増やしたいなど、様々なものがあります。
外部のWeb制作会社と連携してサイトリニューアルを進める場合、目的を明確にすることでどのような方向性で進めるべきかを決定します。
RFPを作成し、制作会社に提出することで、より良い提案を制作会社から提案を受けることも可能です。
制作会社を選ぶ基準としては、実績や金額の他、担当者と円滑にコミュニケーションを取ることができるか、納期や修正を柔軟に行なえるかなどもポイントになります。
今回おすすめの制作支援会社10選では、料金プランが明示されている企業や、各社の事業内容から導き出される強みについてもご紹介しました。
ディレクターバンクでは300名を超えるWebマーケティングのプロフェッショナル人材が在籍しており、コーポレートサイト制作の実績を持つディレクターも活躍しています。
コーポレートサイトリニューアルについて、「現状分析から依頼したい」など様々なご相談をお受けしておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
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