オウンドメディア制作会社10選！費用相場と選定ポイント解説：2023年6月版

中小企業がゼロからオウンドメディアを構築する場合、「運用ノウハウが社内にない」「継続的にコンテンツを制作する工数がかけられない」などの理由で、オウンドメディア制作・運用を得意とする制作会社に委託することがあります。
また将来的にオウンドメディア運用の委託を想定している場合は、構築段階から制作会社と相談しながら進めることで、サイトの運営方針やターゲットに合わせたコンテンツ企画を効果的に行なうことができます。
今回はオウンドメディアの構築に興味がある企業のWeb担当者に向けて、オウンドメディアを運営するメリットや運用までの具体的ステップ、そしてオススメの制作会社を10社ご紹介します。

オウンドメディアを運営するメリット

オウンドメディアは「自社が運営するメディア」のことを指し、Webマーケティングにおいては「自社が運営するWebサイト」を指します。
オウンドメディアを運営するメリットとしては

• 自社や商品、サービスについて情報を発信することで見込み顧客を獲得することができる
• 記事やホワイトペーパーなどのコンテンツが蓄積され、長期的に運営することで効果が増加する

などがあります。

オウンドメディア制作の流れ

初めてオウンドメディアを制作する場合は下記の手順で制作することをオススメします。
オウンドメディアの作り方について参考になる記事をこちらのページにまとめておりますので、併せてご覧ください。

目的と成果を定義する

オウンドメディアを制作する前に、目的や運用上の成果（コンバージョン）を定義することが重要です。
直接Webサイト上での売上を成果にすることもあれば、潜在的な見込み顧客へ情報を発信してリードとなる情報を取得し、将来的に商談に繋げることをゴール（成果）とすることも可能です。

ターゲット（ペルソナ）と対策キーワードを決定する

オウンドメディアを運用する際のターゲットユーザーを検討する際は「ペルソナ分析」の考え方が有効です。
集客手段として検索エンジンからの流入を想定する場合には「どのような検索キーワードから流入するか」を考えた上でコンテンツを制作しましょう。

コンテンツの内容、運用体制を決める

オウンドメディアの目的およびターゲットを元にどのようなコンテンツを制作するべきか検討します。
その際は競合となる企業がどのようなWebサイトを運用しているか調査することで、コンテンツ制作のヒントになることがあります。
各社のWebサイトを調査する方法もありますが、コンテンツ制作の参考になるオウンドメディアの事例も併せて調査すると効率的です。

オウンドメディアサイトを制作する

サイト制作を自社で行なう場合、ドメインやサーバーを準備しWordPressなどのCMSを利用してサイトを制作します。
WordPressは有料テーマを購入することで様々なデザインテンプレートを利用でき、Webサイトをその日のうちに公開することも可能です。
また、自社で制作する工数が用意できない場合やノウハウがない場合には、ノウハウのある外部企業にサイト制作作業の一部または全てを委託することもできます。

アクセス解析環境の整備と改善

オウンドメディアを長期的に運用する場合は、記事の閲覧数やホワイトペーパーのダウンロード数など、制作したコンテンツへの反応を確認し改善を繰り返すために「Google Analytics」などのアクセス解析ツールが必須です。
運用を外部に委託している場合、アクセス解析で得られたデータをレポートにまとめる作業を代行してもらえると担当者の工数が一段と効率化されます。
また、有料のWebページ分析ツールを利用すればヒートマップなどの機能でユーザーの反応を詳しく調べることも可能です。

オウンドメディア制作の費用相場

オウンドメディアを制作する場合、構築費用として以下の費用がかかります。

• ドメイン購入費、サーバー利用費
• CMS利用費、WordPressテーマ購入費
• アクセス解析などの有料ツール導入費
• 初期コンテンツ制作費

また、運用開始後もコンテンツ制作を外注する場合は制作費用がかかり、広告を出稿する際は広告掲載費が発生します。
外部の企業に運用代行を委託する場合は運用代行費が発生しますが、構築後の運用代行を委託する場合、記事制作を含めると月額30万円前後必要となる事例が多いです。
詳しくは「オウンドメディア構築～運用の最新相場調査」をご覧ください。

オウンドメディア制作会社の選定を失敗しないためのポイント

SEO対策を得意とする企業に委託する

新規でオウンドメディアを立ち上げる際のデメリットとして、公開当初は自社で掲載したコンテンツが検索順位の上位に上がりにくいことがあります。
その場合、粘り強くオウンドメディアを運営すると共に、検索結果でより上位にコンテンツを表示させる「SEO対策」のノウハウが必要となるため、委託する際にSEO対策のノウハウがあるかを確認することが重要です。

サイト構築後の運用体制が充実している企業に委託する

オウンドメディアは長期に渡って運用することで効果が高まることが多いため、Webサイト構築後の運用体制が整わない場合は運用目的の達成が難しくなります。
外部企業にオウンドメディア構築を委託する場合は、高品質なコンテンツを制作できる企業に委託することと、継続的に情報を発信できるよう、社内の体制やコンテンツ制作者を確保することが大切です。

長期的に運用をサポートすることができる企業に委託する

オウンドメディアの運用代行を委託することで、Webマーケティングの動向やオウンドメディアの成功事例など最新情報を知ることができるほか、運用中のオウンドメディアの改善点を提案してもらうことができます。
コンテンツ制作のみを代行してもらう場合でも、定期的にオウンドメディアの方針に関するミーティングを開催する方が望ましいです。

おすすめオウンドメディア制作会社10選

ディレクターバンク株式会社

ディレクターバンクでは250名以上の経験豊富なWebディレクターが在籍しており、「週1日稼働、月額25万円」から請け負うことが可能です。
オウンドメディアの新規立ち上げだけでなく、リソースを強化したい企業への支援実績も豊富で、BtoB、BtoCを問わず様々なオウンドメディア運用の経験を活かした支援を行なっています。
また、記事制作のみのプランであっても月一回定例ミーティングを開催し、オウンドメディアの状況に関する振り返りや改善策を共有することができます。

料金プラン

1名週1日稼働の場合、月額25万円から

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シェイプウィン株式会社

シェイプウィン株式会社はスタートアップを中心としたPR活動やデジタルマーケティングを支援する企業です。
オウンドメディアの制作・運用・運営代行サービスにおいてはPR活動を支援してきた実績に基づき、ブランディングに強みを置いたオウンドメディア制作が可能です。
スタートアップなど企業の認知を広げたい企業がオウンドメディアを構築したい時の候補としておすすめの企業です。

料金プラン

初期費用：150万円から
月額費用：戦略＆運営代行プランで「30万円＋インフラ費用＋記事制作費用」から

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株式会社めぐみや

株式会社めぐみやはWeb集客コンサルティングやWebサイト制作を事業展開している企業です。
オウンドメディア構築のほか、記事制作に特化した「コンテンツ制作代行」プランがあり、オウンドメディア構築後にコンテンツ制作で困っている場合は記事制作のみを委託することが可能です。
また、ユーザーの反応に応じて公開後のコンテンツに関する改善案もご提案します。

料金プラン

Webサイト制作：60万円から
Webコンテンツ制作代行：1記事3万円から

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ノーバジェット株式会社

ノーバジェット株式会社は「予算がない（ノーバジェット）時でもお客様の力になりたい」という思いがこもった社名の企業で、費用対効果を重視したデジタルマーケティング支援を行なっています。
Webサイト制作だけでなく、ホワイトペーパーや企業パンフレットの作成代行も行なっており、Webマーケティング以外のデジタルマーケティングについても支援をしています。
また、コンテンツ制作においては50名以上のITライターやITジャーナリストに委託することが可能です。

料金プラン

WordPressによるサイト構築：40万円から
簡易記事（取材なし）：1記事5万円から

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Appmart株式会社

Appmart株式会社はコンテンツマーケティングに関する様々な業務を支援しており、オウンドメディア構築や記事制作のほか、動画制作やSEOコンサルティングなども行なっています。
オウンドメディアの構築運用に関しては3つのプランがあり、記事執筆を伴わない「戦略代行プラン」では戦略設計やリライト運用などについて、月額20万円から委託することが可能です。

料金プラン

戦略代行プラン：月額20万円から
ベーシックプラン（運営の80%をお任せ）：要問い合わせ
おまかせプラン（運営の100%をお任せ）：要問い合わせ

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株式会社ユナイテッドリバーズ

株式会社ユナイテッドリバーズは月額30万円からの「オウンドメディア丸ごとお任せパック」を提供しています。
BtoB、BtoCを問わず対応可能で、料金プランごとに月間公開記事数に上限はありますが、コンテンツの企画、ライティング、画像の準備から公開作業までをまとめてお任せでき、月例会議とレポート作成がセットになっています。

料金プラン

シルバープラン（月5記事）：月額30万円
ゴールドプラン（月10記事）：月額50万円
プラチナプラン（月20記事）：月額100万円
注）最低契約期間＝6ヶ月

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株式会社セルリア

株式会社セルリアはWebコンサルティング、Web制作およびシステム開発およびインターネット広告の運用代行を行なっている企業です。
同社はオウンドメディアの立ち上げに特化した支援サービスを「スターターパック」、運用開始後の改善に関するサポートについて「BOOSTER PACK」としてパッケージサービス化しています。
また、オプションサービスとしてMA（マーケティングオートメーション）ツールの導入や、メールマーケティングなどの支援も行なっています。

料金プラン

スターターパック：要問い合わせ
ブースターパック：要問い合わせ

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株式会社メンバーズ

株式会社メンバーズは東証プライム市場に上場しているWebに関する様々なビジネスを展開する企業です。
同社は「Webサイト運営一括代行サービス」を提供しており、ディレクターをクライアントの社内に常駐させたり、運営チーム体制を最大100名体制を組むことができるなど、大規模サイトの運用代行を請け負うことも可能です。

料金プラン

Webサイト運営一括代行サービス：要問い合わせ

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株式会社ルーシー（バズ部）

株式会社ルーシーは「バズ部」のブランド名でWebマーケティングに関する様々な情報を発信しており、そのノウハウを基にWebサイト制作やコンテンツマーケティング支援を行なっています。
特に記事制作の分野については検索キーワードで上位表示させる「SEO記事制作代行」サービスを展開しており、提供開始後26ヶ月で400社以上の支援実績があります。
バズ部認定ライターとバズ部スタッフとの共同執筆により、記事の品質を担保しています。

料金プラン

要問い合わせ（記事執筆は最小10記事から）

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株式会社Lunaim

株式会社Lunaimはオウンドメディアに関するコンサルティングおよびWebクリエイティブを事業展開しています。
オウンドメディアのコンサルティングでは競合サイトなどの調査分析やターゲット設計、コンテンツ設計に基づくキーワード選定などを行ない、KPIを設定します。
さらに運用後もオウンドメディアにおけるコンバージョンに至る道のりを分析し、定例会などで共有します。

料金プラン

要問い合わせ

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まとめ

オウンドメディアの目的である成果を最大化させる手段として運用代行を利用する場合、事前の競合分析やターゲットユーザーを分析する段階からWeb制作やオウンドメディア運用に詳しい会社と連携してコンテンツ設計を行なうことが重要です。
オウンドメディア構築後の記事制作のみを委託する場合、定期的にミーティングを行ないコンテンツの方針についてすり合わせた上で入稿や公開作業も委託することで効率化を図ることができます。
また、定期的なミーティングに合わせてレポート作成を委託し、社内での情報共有に活かすことも可能です。
運用代行会社を選定する場合は低額だけであることを売りとする企業ではなく、自社の課題（集客、高品質なコンテンツ制作、運用効率化など）を解決できる企業や、BtoBに強いなど特徴的な強みを持つ企業から選定するようにしましょう。

ディレクターバンクではオウンドメディアの構築や運用について、250名以上の経験豊富なディレクターが在籍しており、記事制作だけでなくオウンドメディアの方向性についてもこれまでのノウハウを活かした提案が可能です。
「まだオウンドメディアを立ち上げたことがない」「オウンドメディアを立ち上げたい」という企業だけでなく「オウンドメディアに興味がある」企業のご担当者様も是非一度お問い合わせください。

オウンドメディアのサイト改善、記事コンテンツ制作をワンストップで代行