これで外部SEO対策が捗る!被リンクチェックツール8選:2023年3月版

2023年3月30日

オウンドメディアやWebサイトの検索順位を上げるためのSEO対策の一つとして、被リンク(他のWebサイトからリンクされること)の数を増やすことが重要です。
そのためには被リンクの状態を定期的に確認しどのWebサイトから被リンクがあるかをチェックする必要がありますが、被リンクをチェックするツールは様々なものがあります。
この記事では、Webサイトの集客を増やしたい方や普段被リンクを確認していないWeb担当者に向けて、被リンクの重要性や被リンクを確認するメリット、被リンクを確認するために必要なツールを具体的にご紹介します。

被リンクの重要性と確認するポイント

被リンクは自社のWebサイトやオウンドメディアを運用する中で、検索エンジンからユーザーを集客するときの検索順位が決まる要因として非常に重要です。
検索エンジンの順位決定要因の中では、他のWebサイトからのリンク数だけでなく、どのようなドメイン(リンク元)からのリンクか、どのような形式のリンクかなど、様々な要因によって被リンクについての評価が変化すると言われています。
また、有料リンクの購入はペナルティの対象となるため行なうことがないようにしてください。
被リンクの状態を確認するときのポイントは以下の3点です。

  • 被リンクの数
  • 被リンクの質
  • 被リンクの種類

被リンクの数

1つのサイトから10本被リンクをもらう場合と、10個のサイトから10本被リンクをもらう場合では、より多くのサイトから被リンクをもらう方が価値が高いと言われています。

被リンクの質

リンク元が政府や自治体のWebサイトや大学・企業などのドメインなど、権威性の高いWebサイトからのリンクや関連性の高いWebサイトからのリンクの価値が高いと言われています。

被リンクの種類

リンクの種類としてnofollow属性が設定されている場合と設定されていない(dofollow)場合では、dofollowの被リンクの方がSEO対策としては価値が高いと言われています。
(nofollowとは、リンク先をクロールしないよう検索エンジンに伝えるためのリンクタグに設定する属性値です。)

被リンクチェックの必要性

被リンクの状態を定期的に確認することはWebサイトやオウンドメディアを運用する上で非常に重要です。
被リンクチェックの効果としては以下の3点が挙げられます。

  • 自サイトの被リンク傾向の把握
  • 自サイトの分析と対策
  • ペナルティ対策および予防

自サイトの被リンク傾向の把握

被リンクは自身が運営する別のWebサイトからリンクされることもあれば、第三者から事前連絡なくリンクをつけられることもあります。
被リンクチェックツールを使うと自サイトがどのようなサイトからリンクされているのかを把握することができます。
被リンクがあるサイトのドメイン、記事URLやアンカーテキストを確認することで、どのような意図を持ってリンクされているかを確認することができます。

自サイトの分析と対策

被リンクの傾向を把握すれば「さらに被リンクを増やすためにはどうすればいいか」など、今後のコンテンツ制作の参考にすることができます。
さらに、自サイトをリンクしている他社サイトにコンタクトをとり、別の記事にもリンクをつけてもらえるよう依頼するなどの方法もあります。

ペナルティ対策および予防

外部の業者にSEO対策を依頼した場合や悪意のある第三者から、質の低い不適切なリンクをつけられることがあります。
不適切なリンクが増加すると、自社のWebサイトなどがGoogleからペナルティを受けてしまうこともあるため、定期的に悪質な被リンクがついていないか確認しましょう。
もし悪質な被リンクを発見した場合は、GoogleはSearch Console上で「リンクの否認」手続きを行なうことを推奨しています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

被リンクチェックツール

Google Search Console

サーチコンソール

Google Search ConsoleはGoogleが提供している無料ツールで、検索クエリの分析機能だけではなく、外部からの被リンクを確認できる機能が搭載されています。
被リンクを獲得できている記事のURLやリンクしているサイトのドメインなどを確認することができます。
Googleの検索エンジンは多くのユーザーが利用しており、ペナルティを避けるための上記「リンクの否認」手続もSearch Consoleで行なうため必須のツールです。

利用料金:無料

詳しくはこちら

Bing Webmaster Tools

ウェブマスターツール

Bing Webmaster Toolsは、Microsoftが提供している検索エンジン「Bing」に関する分析ツールで、Bingに向けてサイト情報を登録する機能のほか、自社サイトの被リンク数やリンク元のURLをチェックすることができます。
検索エンジンとしてのBingはAI機能が搭載されたことで利用者が増加しており、同時に競合サイトのリンク数もチェックできるので、これからBingに力を入れたい方や競合比較したい方にオススメです。

利用料金:無料

詳しくはこちら

hanasakigani.jp

ハナサキガニ

「hanasakigani.jp」は札幌にオフィスがある株式会社ディーボが提供している無料の被リンクチェックツールです。
ドメインを指定して、そのサイトに関する被リンク状況を確認する「マイサイト被リンクチェック」と、検索キーワードとドメインを入力して順位と被リンクの関係を確認する「競合サイト被リンクチェック」の2つのチェック方法があります。
競合サイト被リンクチェックは設定に応じて調査する件数を増やすことができますが、件数を増やすと処理時間が長くかかってしまうため注意が必要です。
競合サイトの被リンクを無料で調べたい時にオススメのツールです。

利用料金:無料

詳しくはこちら

Link Explorer

モズリンクエクスプローラー

Link ExplorerはアメリカのMoz社が提供している被リンクチェックツールです。
サイトのURLを入力すると、ドメインパワーの評価や60日以内に追加された被リンクなどの確認が可能です。
またスパム被リンクを見つける機能も搭載されています。
このWebサイトは日本語に対応しておらず、利用するためには無料のアカウント登録が必要になります。

利用料金:無料

詳しくはこちら

UBER SUGGEST(ウーバーサジェスト)

ウーバーサジェスト

UBER SUGGESTはアメリカのNeil Patel Digital社が提供しているツールです。
キーワード分析を中心にしたツールになっていますが、被リンクの調査も可能です。
被リンク毎に自社Webサイトの検索順位への貢献度を数値化していることが特徴です。
既にUBER SUGGESTを利用している方や、他の有料ツールより割安のため有料ツールを試したい人にオススメです。

利用料金:月額2,999円(パーソナルプラン)から

詳しくはこちら

Ahrefs(エイチレフス)

エイチレフス

AhrefsはシンガポールにあるAhrefs社が提供している被リンクチェックツールです。
現在は様々なSEO対策機能が追加され、世界中で60万人以上が利用しています。
被リンク調査は「リンクエクスプローラー」という機能で、自サイトにリンクしているドメインのドメインパワーや競合サイトがどのような被リンクを獲得しているかを調査可能です。

利用料金:月額12,500円(ライトプラン)から

詳しくはこちら

Majestic

マジェスティック

イギリスのMajestic社が提供しているツールです。
被リンクの質を表す独自指標「トラストフロー」で自サイトのSEO評価や他サイトの質を解析できます。
APIを公開しているためサードパーティのSEOツールが豊富で、有料ツールの中では比較的リーズナブルな価格になっています。

利用料金:月額49.99ドル(LITEプラン)から

詳しくはこちら

Semrush(セムラッシュ)

セムラッシュ

SemrushはアメリカのSemrush社が提供しているツールです。
被リンクチェックに限らず、Webサイトのアクセス解析など様々なSEO対策をワンストップでサポートするツールです。
有料ツールになりますが、無料トライアルが可能なので興味がある場合はお試し利用をおすすめします。

利用料金:月額119.95ドル(Proプラン)から
全てのプランで7日間無料トライアルが可能

詳しくはこちら

まとめ

企業のWebサイトやオウンドメディアに検索エンジンから集客したい場合、被リンクの数を増やしたり、信頼性の高いサイトから被リンクを獲得することはSEO対策の中でも重要な施策です。
ただし、リンクを有料で購入することはペナルティの対象となるため絶対に行わないでください。
また、被リンクの状況を定期的に確認し、スパムリンクがついていないかを確認することも重要です。
これまで被リンクを調査したことがない場合はGoogle Search Consoleなど今回ご紹介したツールの中で無料で利用できるツールを活用することをおすすめします。

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山口優

2017年にIT企業を退社しフリーランスとなる。自ら企画したブログメディアやSNSを中心としたマーケティング活動を行なっている。現在は動画製作とHubSpotを勉強中。