Xの投稿時間

X投稿の最適な時間帯とは?投稿の考え方とおすすめ時間帯を解説

2024年3月21日

こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です

認知獲得や集客を目的として、X(旧Twitter)を運用することを検討している、またはXアカウントを運用しているが思うように効果が出ずに悩んでいるWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。

  • 投稿する際に反応を得られやすい時間帯を知りたい
  • 投稿の際の考え方やポイントを知りたい

このような課題をお持ちの方に向けて、この記事では投稿時間を決める際に考えるべきポイントやおすすめの時間帯、時間帯別の投稿の実例をご紹介します。

Xマーケティングの概要についてはこちらをご覧ください。

ターゲットユーザーのペルソナに合わせて投稿時間を決めよう

Xアカウントを運用する中で、より効果的に投稿を行なうためには、適切な投稿時間帯に投稿を行なうことが重要です。

同じ内容の投稿であっても、投稿する時間帯によっていいねやリプライなどのエンゲージメント数は大きく変化します。

ポストを投稿する時間帯については、ターゲットユーザーを設定した上で、ペルソナを検討してXのタイムラインにアクセスしていると思われるタイミングで投稿することが重要です。

ターゲットユーザーを検討する他に必要となる、アカウントを運用する前の具体的なアカウント設計についてはこちらの記事もご覧ください。

ターゲットユーザーのペルソナとは?

X投稿のおすすめ時間帯

平日であれば、一般的に以下の4つの時間帯が多くのユーザーがXを見ている時間帯だと言われています。

朝6~8時

朝6時から8時はビジネスパーソンや学生の通勤、通学にあたる時間帯です。

電車の中でスマホを取り出し、Xを確認する人も多くなります。

学生をターゲットにしたビジネスや、ビジネスパーソン向けの情報発信などはこの時間帯に行なうと話題になりやすくなります。

適切な投稿テーマとしては企業や学校で話題になるような明るい話題や、天気や「今日は何の日」といった話題になりやすいテーマが考えられます。

ただし、主婦の方は家事などが忙しい時間帯のため、主婦向けの情報はこの時間はあまり適切な時間帯ではありません。

昼12~13時

12時から13時は昼食をとる人が多い時間帯であり、仕事が休憩になっているため、Xを見るユーザーが増える時間帯です。

オウンドメディアを運営している場合は、休憩時間に読むことができる記事紹介の投稿も最適です。

午前中は家事に追われている主婦の方もお昼になると時間に余裕ができることが多いため、お買い得情報などの女性向けの内容などは12時以降に投稿すると良いでしょう。

午後15~17時

学生が下校するこの時間帯は、若年層向けの情報を発信するタイミングとして狙い目です。

朝や昼は短時間しかタイムラインを見られない人も多いため、リポストなどで拡散を狙いたい場合は、朝などに比較すると午後以降の方が拡散されやすくなります。

夜18~22時

夜の時間帯が1日の中でも最も利用者数が多いと言われています。

ビジネスパーソンや学生が帰宅する時間帯で、通勤途中などでスマホを見ることが多い時間帯です。

テーマとしてはエンターテインメント性の高いものや、トレンド性が高い内容がおすすめです。

日中に新商品発売などの情報がリリースされたとしても、夜の時間にリポストしたり、改めて投稿することで再度認知を獲得することができるでしょう。

また、最もアクティブなユーザーが多いことから、「スペース」が最も開催される時間帯でもあります。

時間帯別おすすめ投稿事例

朝6~8時

■ディレクターバンク

ディレクターバンクのXアカウントでは、直近で開催されるウェビナーに関する情報を朝の時間帯に投稿しています。

ビジネスパーソンが通勤時間帯に確認することができ、参加意欲が高まり参加人数を増やす効果が期待できます。

■ゼンリン

地図サービスを提供しているZENRINの公式アカウントでは、朝7時に「#クイズ空から見たら」というクイズ投稿を行なっています。

問題を作成する労力がかかりますが、クイズ形式で出題することにより、返信や引用リプライが活性化する効果も見込めます。

 

昼12〜13時

■JAL

JAL公式アカウントはお昼の時間帯に合わせ、全国のおすすめ情報を投稿しています。

この日は石川県のおすすめ土産情報を投稿しています。

■シード(コンタクトレンズ)

コンタクトレンズの「SEED」公式アカウントは、お昼にキャンペーン情報をお昼に投稿しています。

Xを閲覧しているユーザーが多い時間帯にキャンペーン情報を投稿することは非常に有効です。

午後15〜17時

■バーミヤン

飲食チェーンのSNSは午後を中心にユーザーとのコミュニケーション(リプライなど)を行なう傾向があります。

担当者の作業時間などの都合にもよりますが、飲食店が来店を促したい場合には引用リプライなどユーザーとのコミュニケーションを積極的に行なうことが有効です。

■クーリッシュ(ロッテ)

ロッテの「クーリッシュ」公式アカウントでは学生に向けた投稿を16:45に行なっています。

時間帯としても学校帰りの学生を狙う時間帯の投稿と言えます。

夜18〜22時

■オーディオテクニカ

音響メーカーのオーディオテクニカの公式アカウントでは毎日オウンドメディアの記事紹介を18時に投稿しています。

朝やお昼の時間帯ではゆっくり記事を読むことができないビジネスパーソンにとっては、この時間帯に投稿することで、時間に余裕がある時に記事を読むことができます。

■ホテルおくゆもと

箱根にある温泉旅館「ホテルおくゆもと」の公式アカウントでは、毎朝と夜に中の人が投稿を行なっています。

その際企業公式のハッシュタグをつけることで、他の公式アカウントとの相互フォローや交流が生まれ、4万以上のフォロワーを獲得しています。

時間帯を意識して投稿する際のポイント

メール配信システムの機能|見積もり相場ガイド

土日、祝日はBtoCビジネスのアカウントはチャンス拡大

平日は上記の時間帯が特にユーザー数が多い時間帯となりますが、土曜日、日曜日や祝日は休日となるユーザーが多いため、朝8時頃から夜22時頃までユーザー数が大きく減る時間帯がありません。

また、土日は休日に開催されているイベントやスポーツ開催などの影響でユーザーによる投稿も多いため、BtoCビジネスであれば特に積極的に利用することをおすすめします。

工数を確保できない場合は予約投稿を活用する

土日や早朝に手動で投稿することは運用担当者にとって負担になることもあります。

細かい設定をしたい場合は運用ツールを使う必要がありますが、WebブラウザでXを利用すると無料で予約投稿機能を利用することができるためおすすめです。

予約投稿を行う際は「0分」などのようにぴったりの時間に投稿しても問題ありませんが、多くの会社が同時に投稿する可能性があることや、自動投稿であることを感じさせないことを考慮する場合は少し時間をずらすのも一つの手段です。

競合の投稿時間を分析する

最適な投稿時間を検討する際は、人気のある企業アカウントや、競合他社がXを運用している場合は競合アカウントの投稿時間帯を調査することも有効です。

分析ツールによっては、投稿時間帯とエンゲージメントの関係を簡単に可視化できるものもあります。

投稿時間帯や投稿内容、投稿回数など様々な視点から分析することで自社のXアカウント運用のヒントにすることができます。

1日3から5投稿を目安にする

反応が見込まれる時間帯に投稿を複数回行なうことで相乗効果も見込めますが、短時間の大量投稿はフォロワーの心象が悪化し、フォロー解除に繋がることもあります。

アカウント運用を始めたばかりであれば、投稿内容の作成にかかる時間などを考慮した上で1日全体で3から5投稿を目安として時間帯ごとに投稿を分散させてみましょう。

リポストを積極的に活用する

自アカウントだけでなく、他のユーザーの投稿を拡散させる「リポスト」はXにおける重要な拡散機能です。

自アカウントの過去投稿をリポストすることで過去の投稿を掘り起こすことができ、他ユーザーの投稿をリポストすることで、自アカウントとの関係性を深めることが可能です。

キャンペーン開始時刻に合わせて投稿した自社のポストを、多くのユーザーがXを見ていると思われる時間帯にリポストするなど、興味のあるユーザーにとって有益な投稿を積極的に「リポスト」することも有効です。

同じ時間に投稿されているハッシュタグを分析する

時間帯によって特定のハッシュタグがついた投稿が増加する傾向があります。

一例として、企業アカウントの中の人では朝に「#企業公式が毎朝地元の天気を言いあう」、業務時間終了のタイミングで「#企業公式がお疲れ様を言い合う」のハッシュタグをつけて投稿することで、同じハッシュタグをつけた他社アカウントと交流をはかっているといったものがあります。

他のユーザーの目にとまる可能性を上げる目的としてもハッシュタグを活用することは重要です。

ただし、無関係なハッシュタグを大量につけることは印象を悪くすることが多く、アルゴリズムの観点からも注意が必要です。

まとめ

XをはじめSNSは投稿がタイムラインで流れていってしまう性質があることから、投稿を行なう際は「どの時間に投稿すればエンゲージメントを獲得できるか」を検討することが非常に重要です。

アカウントにとっての最適な時間帯はターゲット毎に異なり、平日か休日かなどによっても変化します。

また、同じ投稿内容であっても、投稿する時間によって反応が大きく異なることもあります。

運用のノウハウが貯まるまでは、人気アカウントや競合他社のアカウントを参考に投稿内容を考えることもオススメです。

また、分析運用ツールを活用することで、最適な時間を可視化することもできます。

ディレクターバンクでは、Xをはじめ様々なSNSアカウントについて、運用前の段階からご相談をお受けしています。

また、運用後工数を確保できない担当者をサポートするため、最短週1日から運用代行をお受けするなど、様々な課題にお応えしております。

SNS運用で課題を感じている経営者やご担当者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度当社までご相談ください。

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山口優

2017年にIT企業を退社しフリーランスとなる。自ら企画したブログメディアやSNSを中心としたマーケティング活動を行なっている。現在は動画製作とHubSpotを勉強中。