こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です
Webマーケティング領域で新規事業を立ち上げたい、または新規事業を立ち上げようとしているが思うようにいかないことに悩んでいる企業の担当者の以下の課題にお答えする記事です。
- 新規事業立ち上げの際に参考になる本を知りたい
- ビジネスモデル構築や事業計画書の作成の際に参考になる書籍を知りたい
この記事では新規事業の立ち上げに役立つ書籍について、ビジネスモデルの立案やアイデア発想など、ジャンル別に15冊ご紹介します。
その他、新規事業立ち上げに役立つフレームワークやPoCの概要や手順など、新規事業立ち上げの全体像を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
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新規事業立ち上げステップ解説!進め方、成功ノウハウ、おすすめ学習方法を解説
新規事業を立ち上げたい、または新規事業を立ち上げようとしているが思うようにいかないことに悩んでいる企業の担当者の以下の課題にお答えする記事です。 新規事業を立ち上げる方法を知りたい 新規事業を立ち上げ ...
目次
ビジネスモデルの構築や計画立案に関する書籍3選
最速の90日! 新規事業成功バイブル 「君に任せたよ」と上司に言われたら……
この書籍には新規事業を初めて担当する社員でも、最短90日で社内決裁を得て、事業化に進むことができるようになるためのノウハウが詰まっています。
書籍の内容が1日ごとに区切られており、最初の10日間は新規事業の基礎知識、次の20日間で新規アイデアを考えるといったように、日々学ぶべき内容やタスクが明確になっています。
さらに、90日目の「プレゼン合格」後に必要な事業改善についてもポイントが解説されています。
→「最速の90日! 新規事業成功バイブル 「君に任せたよ」と上司に言われたら……」はこちら(Amazon)
改訂新版 超図解 新規事業立ち上げ入門
現代ではメタバースなどの最新技術の開発や、消費者の消費トレンドの変化によって、新規事業の立ち上げ方も大きく変化しています。
この書籍では発行時点(2022年)の最新情報を基に、事業アイデアの発想法から事業計画実行後のポイントまで、現代における最新の新規事業立ち上げ手順を7つのステップに分けて解説しています。
新規事業における最新のフレームワークや主要なビジネスモデルを知りたい方におすすめです。
→「改訂新版 超図解 新規事業立ち上げ入門」はこちら(Amazon)
社内新規事業コンパス――イノベーションを起こすための[リレーショナルスタートアップ]の技法
新規事業立ち上げや事業計画の作成に関する書籍の多くは、起業や独立を目指すビジネスパーソンを読者の対象としたものが多く出版されています。
しかしこの書籍は、社内で新規事業を担当している方や、新たに新規事業担当になった方にフォーカスしたものとなっています。
この本の核となる要素は「リレーショナルスタートアップ」、言い換えると「新規事業に関係する人物との関係性」を高めることで成功確率を高めるアプローチ手法となっています。
新規事業を成功させるためにどのようなメンバーを集めるか、どのように新規事業立ち上げに役立つ人材を育成するかなどが解説されています。
→「社内新規事業コンパス――イノベーションを起こすための[リレーショナルスタートアップ]の技法」はこちら(Amazon)
事業アイデア発想やフレームワークに関する書籍3選
問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション
この書籍は「ブレインストーミングでいいアイデアが生まれない」「チームの一体感がない」などでお悩みの方に向けた、創造的な対話を生むヒントが詰まった書籍です。
「真に解決すべき課題」を正しく設定し、関係者を巻き込みながら課題解決のプロセスをデザインするための思考法やスキルを体系化しています。
創造的なブレストを行ないたい新規事業責任者や、チームの一体感を高めたいプロジェクトリーダーの方におすすめです。
→「問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション」はこちら(Amazon)
ビジネスフレームワークの教科書 アイデア創出・市場分析・企画提案・改善の手法 55
この書籍は以下の5つの章に分け、さまざまなビジネスで用いられているフレームワークを55個紹介している書籍です。
こちらの新規事業立ち上げに役立つ30のフレームワークの記事で紹介していないフレームワークも多数含まれているため、新規事業立ち上げに効果的なフレームワークを探している担当者の方におすすめです。
第1章 アイデアをつくる
第2章 ニーズを見つける
第3章 分析・検証する
第4章 企画する
第5章 プレゼンする
第6章 改善する
→「ビジネスフレームワークの教科書 アイデア創出・市場分析・企画提案・改善の手法 55」はこちら(Amazon)
ビジネスモデル・ナビゲーター
スイス・ザンクトガレン大学のオリヴァー・ガスマン教授は長年多くの企業のビジネスモデルを研究しており、成功するビジネスモデルのパターンは55種類のいずれかに分類されることを発見しました。
この55パターンについて、具体的な企業の事例を紹介しているのがこちらの書籍で、さまざまなビジネスモデルについて学びたい担当者におすすめです。
さらに、アイデア出しの作業やブレストに使えるようにこの55パターンを1枚ずつカード化したものを別売で販売しており、ビジネスモデルを検討する際のブレストの際に使用すると効果的です。
顧客や市場のニーズ理解に関する書籍3選
新規事業を成功させる PMF(プロダクトマーケットフィット)の教科書
この書籍はBtoBマーケティング支援を行なっている株式会社才流の代表取締役社長である栗原氏が、新規事業立ち上げやデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む際に直面するPMF(プロダクトマーケットフィット)の重要性と、その達成方法を体系的に解説しています。
14社の事例を基にPMFの基礎知識から具体的な方法を紹介しており、新規事業の責任者、リーダーから担当者までおすすめの書籍です。
→「新規事業を成功させる PMF(プロダクトマーケットフィット)の教科書」はこちら(Amazon)
3つのステップで成功させるデータビジネス 「データで稼げる」新規事業をつくる
新規事業を立ち上げ、アイデアを検証する際などにおいて、データ分析は不可欠です。
しかし、どのようなデータを収集し分析するかのノウハウは広く知られていません。
この本の著者であるEYストラテジー・アンド・コンサルティングはM&Aや企業成長のための戦略立案などの分野でコンサルティングサービスを提供しており、豊富なノウハウを基に新規事業におけるデータ分析の活かし方を解説しています。
→「3つのステップで成功させるデータビジネス 『データで稼げる』新規事業をつくる」はこちら(Amazon)
“未”顧客理解 なぜ、「買ってくれる人=顧客」しか見ないのか?
この書籍は、市場の大半を占める購入者=顧客になっていない「未顧客」を理解することで、ビジネス成長させるための方法を解説した書籍です。
顧客を理解し、LTV(ライフタイムバリュー)を向上させる「ロイヤルマーケティング」施策について解説する書籍は数多く存在しますが、エビデンスとなるデータを基に未顧客に焦点を当てた施策を事例を交えて解説した書籍は少ないため、新しい視点を提供してくれる書籍です。
→「“未”顧客理解 なぜ、『買ってくれる人=顧客』しか見ないのか?」はこちら(Amazon)
顧客フィードバックとプロダクト開発に関する書籍3選
ユーザーインタビューのやさしい教科書
顧客のニーズを測る手段や顧客のニーズを深掘りする手段として、顧客などを対象とした「ユーザーインタビュー」を行なう手法があります。
しかし、どのようにインタビュー対象者を選定し、どのような質問をすべきかなど、効果的なインタビューとするためにはさまざまな工夫が必要となります。
この書籍は初めてユーザーインタビューを実施する企業の担当者に向けて、ユーザーインタビューを行なう際の手順やポイントを解説し、巻末にはインタビューの計画書などのテンプレートも掲載しています。
また、オフラインのインタビューだけでなく、近年増加しているオンラインインタビューについても注意点やトピックも多数紹介しているユーザーインタビューの教科書となっています。
→「ユーザーインタビューのやさしい教科書」はこちら(Amazon)
新規事業ワークブック
この書籍はNTTドコモ、三菱電機、コーセーなど多くの大手企業23社で公式テキストに採用されている新規事業立ち上げに必要なワークシートを多数収録した書籍です。
著者の石川氏はリクルートの新規事業開発室マネジャーとして、1,000件以上の社内起案の新規事業の伴走経験があり、自らも「All About」というメディアの新規事業立ち上げを経験しています。
このワークブックを使用しながら新規事業を検討することで、全く事業アイデアがない状態の初心者でも、社内で承認を取るまで豊富なノウハウを持つ著者が伴走しているような感覚になることができます。
新規事業の実践論
この書籍はリクルートの元新規事業開発室長である麻生氏が、5,000以上の事業を支援し、自らも起業を経験したことを踏まえた新規事業立ち上げの「超具体的実践論」が書かれています。
2019年に出版された後、5万部を突破するベストセラーとなっており、経営学書の入山章栄氏が推薦するなど、評価の高い一冊です。
内容面においても、新規事業の成功確率を高めるために「やるべきこと」「やってはいけないこと」それぞれを具体的に紹介しています。
事業計画書作成やプレゼンテーションに関する書籍3選
カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方
この書籍は「新規事業を始めたい、事業計画書がどういう書類かわからない」という方に向けて、マンガを多く使用しながら新規事業の立ち上げ方についてわかりやすく解説している書籍です。
内容としては、「アイデア」を「事業」に変えるための考え方や、ビジネスプランの構築方法、損益計画の作成など、新規事業を始める一連の流れと事業計画書の作成方法について詳しく解説されています。
新規事業を立ち上げる際の流れが初心者にもわかりやすいようにまとまっている一冊です。
→「カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方」はこちら(Amazon)
成功へのストーリーが見える、伝わる!事業計画書のつくり方
より成功確率や精度が高い事業計画書を作成するためには、ある程度の会計知識や事業経営のノウハウが必要となります。
こちらの書籍では、公認会計士である三浦氏が、より事業計画が伝わりやすくなるための「ストーリー」の作り方、決算書の構造、重視したい経営指標などを解説することで、より新規事業が目指す価値などのストーリーが伝わる事業計画書の作成方法をアドバイスしています。
最後にはこの理論に基づいた事業計画書のフォーマット例も紹介されています。
→「成功へのストーリーが見える、伝わる!事業計画書のつくり方」はこちら(Amazon)
外資系投資銀行の資料作成ルール66
事業計画書や社内外に提出するプレゼンテーション資料を作成する際には、「見やすくてメッセージがしっかり伝わる」資料を作成することが重要です。
この書籍では、「成長性をアピールするならこのグラフ」「フォントサイズはこの3種類」など、エクセルやパワーポイント資料の作成における66の鉄板ルールを紹介しています。
プレゼンテーション資料の作成に自信がない場合や、より伝わりやすい資料を作成したい方におすすめです。
→「外資系投資銀行の資料作成ルール66」はこちら(Amazon)
まとめ
新規事業立ち上げについては、自社の強みや弱みといった自社に関する知識、事業経営や会計知識、アイデア発想のフレームワーク、競合分析データなど、知っておくべき知識が多数存在します。
また、技術の進歩や消費者動向のトレンド変化など、時代によって新規事業の作り方も変化していきます。
自身の事業立ち上げ経験が少ない場合でも、数多くの事業立ち上げを経験した著者のノウハウを習得できる点は、本で学習する大きなメリットと言えます。
これから新規事業立ち上げに携わる担当者の方は、今回ご紹介した書籍の中で気になるものから学習することで、より精度の高いビジネスプランの構築や事業計画書の作成を目指しましょう。
ディレクターバンクでは、Webマーケティングにおける運用代行や戦略支援のほか、PoCの実施のお手伝いや、新規事業立ち上げに関するご相談もお受けしています。
「初めて新規事業立ち上げを任されたけど、どうしていいかわからない」など、新規事業立ち上げでお困りのことがありましたら、是非弊社までご相談ください。
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