Web担当者のためのマーケティング・ノウハウガイド

新規事業立ち上げに役立つフレームワーク30選|2024年10月版

2024年10月24日

こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です

Webマーケティング領域で新規事業を立ち上げたい、または新規事業を立ち上げようとしているが思うようにいかないことに悩んでいる企業の担当者の以下の課題にお答えする記事です。

  • 新規事業を検討する際にフレームワークを使うメリットを知りたい
  • 新規事業検討のポイント毎に合ったフレームワークを知りたい

この記事ではWebマーケティング担当者が新規事業を立ち上げる場合、フレームワークを活用して検討すべき理由や、フレームワークを使うメリット、そして、アイデア発想時や事業構築時など、フェーズ毎に最適なフレームワークやマーケティング理論を合わせて30個紹介します。

新規事業の具体的な事例やフレームワークなど、新規事業立ち上げの全体像を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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フレームワークとは?新規事業立ち上げにフレームワークを利用するメリット

フレームワーク(framework)とは物事を考える上での「枠組み」を指す言葉です。

新規事業を立ち上げるシーンにおいては、自社の課題などを洗い出す際に、漏れなく要素を洗い出したい、頭の中のアイデアを可視化したい時に既に存在するフレームワークを活用すると便利です。

そのほか、フレームワークを利用するメリットとしては以下の3点が挙げられます。

過去の事例を元にした検討が可能

現在存在するフレームワークは様々な理論に基づいて考案されていますが、その多くは過去のビジネスにおける成功体験や失敗事例に基づいています。

フレームワークを活用することで、過去の事例を活かした事業検討が可能となり、成功確率を上げたり、失敗確率を下げる効果があります。

リスクの軽減と予見可能性の向上

SWOT分析など、フレームワークの中には自社の弱みにフォーカスするものがあります。

フレームワークを活用することで、競合の存在から生まれるリスクを予測したり、事業資源(リソース)が足りなくなるなどの潜在的なリスクを予見することができるようになります。

進捗管理や定期的に見直しができる

フレームワークに従って事業を構築した場合、今後事業フェーズが進む中で、計画通り進捗しているかや、想定したリスクに対処できているかなどを確認することができます。

また、事業環境が変化した場合でも、同じフレームワークを活用して再度検討することで、関係者との認識を共有し直すことも可能です。

ビジネス構築に役立つフレームワーク・理論6選

ビジネスモデルキャンバス

「ビジネスモデルキャンバス」は以下の9つの要素で構成されるビジネスモデルを視覚的に整理するためのフレームワークです。

新規事業を検討する際にどのようなことを価値として提供し、収益を上げるかというビジネスの根幹を1枚にまとめることができます。

【ビジネスモデルキャンバスにおける9つの要素】

顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、主要リソース、主要活動、パートナー関係、コスト構造

(参考ページ:ビジネスモデルキャンバスとは?構成要素や活用ステップ、作成時のポイントを詳しく解説!

リーンキャンバス

「リーンキャンバス」とは事業アイデアを可視化できるフレームワークで、ビジネスモデルキャンバスからスタートアップ企業にとって重要ではない項目を取り除いて、スタートアップ向けに最適化したものです。

リーンキャンバスやビジネスモデルキャンバスは1枚のシートに記入する形で進めるため、簡単に作成することができ、事業計画を作成する上でも役に立ちます。

【ビジネスモデルキャンバスにおける9つの要素】

顧客の課題、ソリューション、価値提案、圧倒的な優位性、顧客セグメント、主要指標、チャネル、コスト構造、収益の流れ

(参考ページ:リーンキャンバスとは?簡単に起業・事業アイデアを可視化できるフレームワークを解説

バリュープロポジションキャンバス

「バリュープロポジションキャンバス」のバリュープロポジションとは、企業が顧客に対して提供する価値のことを指しています。

顧客が望むもの(ニーズ)と自社が提供できる価値の差があるか、さらに競合他社が提供している価値はどのようなものかを検討し、ニーズと自社の提供価値が重なる部分がどこかを探ります。

さらに「バリュープロポジションキャンバス」では、ビジネスモデルキャンバスの一部を詳細に掘り下げ、顧客が求める価値を明確にし、製品やサービスがその価値をどう提供するかを整理していきます。

顧客が何を実現したいか、実現することで得られる恩恵は何か、実現できない理由(課題)は何かなどを深掘り、それに合わせた価値を提供できているかを考察します。

(参考:バリュープロポジションとは?作り方と事例~テンプレート付きで解説~

出典:https://sairu.co.jp/method/10557/

ビジネスモデルナビゲーター

「ビジネスモデルナビゲーター」は55種類の典型的なビジネスモデルをリスト化し、新しいビジネスモデルの構築をガイドするツールです。

スイス・ザンクトガレン大学のオリヴァー・ガスマン教授のチームが長年ビジネスモデルを研究した結果成功企業のビジネスモデルは55パターンに集約されることを突き止めました。

さらに、その55パターンを55枚のカード化し、1パターンずつ詳細をカードに記載することで、様々な企業において新規事業を検討するブレインストーミングを行なう際にアイデアのヒントとして利用できる形にして販売されています。

「ビジネスモデルナビゲーター 55パターンカード」はこちら(Amazon)

4C分析

「4C分析」は消費者の視点から市場を分析するために用いられるフレームワークです。

4つのCは以下の通りです。

  • Customer Value(顧客価値):製品やサービスの品質
  • Cost(適正価格):購入にかかる時間などを含んだ消費者側の費用負担
  • Convenience(利便性):流通経路や配送スピードなど
  • Communication(コミュニケーション):広告、サポート、口コミなど

(参考:4C分析とは?基礎知識から効果が出る2つのポイントまで、成功事例とともに解説!

4P分析

「4P分析」は企業側の視点からマーケティング戦略を分析するフレームワークです。

4C分析が消費者側からの視点であるのに対し、4P分析は企業側の視点であり、4C分析と4P分析は同時に行なうことが望ましいと言えます。

4Pは以下の4つの頭文字から命名されています。

  • Product(商品):自社製品やサービスが消費者のニーズを満たしているか
  • Price(価格):コストなどを踏まえて最適な価格はいくらか
  • Place(流通):消費者の手元に届ける方法として最適な流通経路は何か
  • Promotion(販売促進):最も効果的な広告やマーケティング手段は何か

(参考:4P分析 テンプレート(やり方と具体例)

顧客理解に役立つフレームワーク4選

ペルソナ分析

「ペルソナ分析」とは、見込み顧客の属性や趣味嗜好、行動パターンなどを分析してマーケティング戦略に活かす手法です。

「30代男性」のように属性で分類するのではなく、年収や勤務先、役職、帰宅時間、よく使うSNSなど、顧客インタビューなどを通じて詳細に分析することが特徴です。

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カスタマージャーニーマップ

「カスタマージャーニーマップ」とは、自社のWebサイトやオウンドメディアを訪問したユーザーがサイトのゴール(コンバージョン)に至るまでの行動、心理状態などの動きを可視化したものです。

「認知」「興味関心」「比較検討」「購入」などのプロセス毎に、どのように自社の商品を知り、情報を収集し、購買に至るかを理解することで、具体的なマーケティング施策に落とし込むことができます。

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パーセプションフロー・モデル

「パーセプションフロー・モデル」はCoup Marketing Companyの音部大輔氏によって考案されたマーケティング・マネジメントのフレームワークです。

カスタマージャーニーマップがユーザーの過去の行動の分析なのに対し、パーセプションフロー・モデルは消費者のパーセプション(知覚)に着目し、消費者の購買プロセスを「パーセプションフロー(自然な認識変化の流れ)」として描く中で、マーケティング活動全体を可視化します。

(参考:パーセプションフロー・モデルとは?10年以上の経験に基づくナレッジ

AIDMA/AISASモデル

「AIDMAモデル」とは、1920年アメリカで提唱された従来型の消費者行動モデルです。

企業から消費者への一方向的な情報発信を前提として、消費者が広告や情報を閲覧してから購買に至るまでのプロセスを5段階に分けています。

  • Attension(注意)
  • Interest(興味)
  • Desire(欲望)
  • Memory(記憶)
  • Action(行動)

「AISASモデル」とは、2004年に日本で提唱された普及後の消費者行動モデルです。

検索(Search)や共有(Share)が組み込まれており、企業からの情報発信だけではなく、ユーザーの行動も購買に影響している点が特徴です。

  • Attension(注意)
  • Interest(興味)
  • Search(検索)
  • Action(行動)
  • Share(共有)

市場・競争分析に役立つフレームワーク・理論8選

ポジショニングマップ

「ポジショニングマップ」は自社および競合を2つの軸で評価しながら、自社の位置を可視化することで自社の事業戦略を方向づけたり、競合優位性がある状態かどうかを判断することができるフレームワークです。

軸の例としては「価格」「品質」「機能性」「デザイン」などがあげられますが、消費者(顧客)がどのような点を重視しているかや、どのような視点で比較したいかによって軸は変化します。

また、ポジショニングマップはその時点での評価となるため、定期的に見直しが必要な点も注意しましょう。

PEST分析

「PEST分析」はマクロ環境(外部環境)の変化によって企業業績や新規事業を立ち上げる際に与える影響を評価するフレームワークで、以下の4つの観点から事業環境を調査分析することができます。

  • Political(政治的要因):法規制など
  • Economic(経済的要因):経済成長率、消費者の購買力など
  • Social(社会的要因):ライフスタイルの変化、人口分布など
  • Technological(技術的要因):技術の進歩やイノベーションなど

SWOT分析

「SWOT分析」とは、企業の内部環境における「強み」「弱み」と、外部環境における「機会」および「脅威」を分析し評価するフレームワークです。

  • Strength(強み):他社より優れた能力、リソース
  • Weakness(弱み):競争上不利になっている課題、弱点
  • Oppotunity(機会):外部の変化によって得られる成長の機会
  • Threat(脅威):外部環境の変化によって起こりうるリスク

クロスSWOT分析

「クロスSWOT分析」とは、SWOT分析の結果を元に、具体的な戦略を導き出すことができるフレームワークです。

具体的には「強み」「弱み」「機会」「脅威」を組み合わせた以下の4つの戦略を導き出すことができます。

  • SO戦略(強みx機会):強みを活かして市場の機会を積極的に活用する戦略
  • WO戦略(弱みx機会):弱みを補った上で外部の機会を活用する戦略
  • ST戦略(強みx脅威):強みを活かして外部の脅威に対抗する戦略
  • WT戦略(弱みx脅威):弱みを考慮した上で外部の脅威に向き合う戦略

3C分析

「3C分析」とは、3つのC(自社、顧客、競合)を分析し、マーケティング戦略を立てる際に有効なフレームワークです。

3C分析では、それぞれの要素からKSF(Key Success Factor)を導き出し、マーケティング戦略に活かすことが重要です。

  • Company(自社):自社の強みなどから成功できる要因を探す
  • Customer(顧客):市場や顧客のニーズにマッチしたものを探す
  • Competitor(競合):競合の動きを分析し、優位な点を探す

5フォースモデル

「5フォースモデル」とは、SWOT分析におけるT(脅威)の部分を深掘り、具体的にどのような脅威があるかを分析し、今後直面する可能性があるリスクを洗い出すことができるフレームワークです。

具体的には以下の5つが脅威としてあげられます。

  • 新規参入による脅威
  • 供給者の交渉力
  • 買い手の交渉力
  • 業界内の競争
  • 代替品による脅威

キャズム理論

「キャズム理論」とは、新製品や新技術が普及する際の段階について分析した理論です。

キャズムは「溝」の意味があり、世間に広く普及するためにはこのキャズムを超える必要があることから「キャズム理論」と名付けられています。

具体的には以下の6つの段階があります。(括弧内は市場におけるおおよその割合)

  • イノベーター:最初に新製品などを利用する、新しいものへの関心が高い層(2.5%)
  • アーリーアダプター:新しいものを積極的に取り入れる層(13.5%)
  • キャズム:一般市場に普及する前に存在する大きな溝
  • アーリーマジョリティ:市場に普及する段階でより早く採用する層(34%)
  • レイトマジョリティ:市場に普及する段階で遅く採用する層(34%)
  • ラガード:最も保守的で新しいものへの関心が低い層(16%)

(参考:キャズム理論とは?キャズムが発生する理由、越えるための7つのポイント

アンゾフの成長マトリックス

「アンゾフの成長マトリックス」とは、これから始める新規事業をどのような戦略で進めるべきかの方向性を決める際に参考になるフレームワークです。

製品と市場それぞれを「既存」と「新規」に分けており(4象限)、まず自社で検討する新規事業が「新規市場向け」なのか「新規製品」なのかを理解する必要があります。

既存市場で新規製品を販売する場合は消費者のニーズにあった製品を開発できるかや、競合との差別化が重要です。

新規製品かつ新規市場の場合は市場規模を見定めたり、開発コストが大きくなるなどのリスクを伴うため、より慎重にニーズを見極める必要があります。

(参考:「アンゾフの成長マトリクス」

出典:https://mirasapo-plus.go.jp/hint/15043/

事業戦略設計に役立つフレームワーク3選

ブルーオーシャン戦略

「ブルーオーシャン戦略」は競争が激しい市場(レッドオーシャン)よりも競争がない新しい市場(ブルーオーシャン)を開拓することに焦点を当てる理論です。

ブルーオーシャンを発見するには、顧客に全く新しい価値を提供したり、圧倒的な差別化を図る必要があります。

具体例としてはAppleが提供を開始したインターネット経由の音楽配信サービス「iTunes」があげられます。

ディスラプティブ・イノベーション

「ディスラプティブ・イノベーション(破壊的イノベーション)」とは、既存市場で求められている価値や常識を覆すような製品やサービスを市場投入することで、業界の構造を根本から変えてしまうようなイノベーションを指します。

新規参入するスタートアップ企業に限らず、大企業にとっても持続的な成長を促すために重要な策となります。

破壊的なイノベーションの形態としては、初期の段階では低価格でシンプルな形で商品を提供したり圧倒的な差別化により市場を広げ、次第に既存のビジネスを駆逐する流れになります。

具体的な事例としては、日本の携帯電話においてガラケー(フィーチャーフォン)からスマートフォンに置き換わった事例や、レンタルビデオが衰退して定額制の動画配信サービスの利用者が増加した事例などがあげられます。

オープンイノベーション

「オープンイノベーション」とは、自社が持つ技術や商品だけではなく、外部の知見や技術を組み合わせてイノベーションを促進する考え方です。

相互に技術情報を交換することを通じて、社外からのアイデアを取り入れたり、社外にあるリソースを活用することができ、閉鎖的な環境では生まれにくいアイデアが生まれることがあります。

他社の技術を活用することで、自社の開発コストを抑えることができる点もメリットです。

製品開発に役立つフレームワーク・理論4選

リーンスタートアップ

「リーンスタートアップ」は中小企業やベンチャー企業が最小限のリソースで素早く顧客のニーズを把握しながら製品やサービスを改善していく手法です。

小さい単位で改善を繰り返すため、無駄な開発コストを避けられることや、早期に市場からのフィードバックを受けることで大規模リリース後の失敗リスクを抑えることができます。

リーンスタートアップでは開発初期段階で必要最小限の機能を持った製品を作成します。

これをMVP(Most Viable Product)と呼び、仮説検証を繰り返しながら方向転換を行ないます。

仮説が誤っていた場合や市場が大きくないと判断した際の方針転換を「ピボット(Pivot)」と呼びます。

アジャイル開発

「アジャイル開発」は従来の「ウォーターフォール型」と呼ばれる開発手法と対になるソフトウェア開発手法です。

1週間から4週間という短期間のサイクルで改善とリリースを繰り返しながら製品やサービスを作る方法で、細かい仮説検証を繰り返すことで、全体のプロジェクトにおいて大きな失敗となることを防いだり、素早いフィードバックを得ることが可能です。

VRIO分析

「VRIO分析」とは、以下の4つのキーワードの頭文字をとって名付けられたフレームワークで、自社の製品やサービスが競争優位性があるかを判断することを目的として利用されています。

頭文字の順番は、競合優位性があるかを判断する際の順序を表しており、1つでも要件を満たさない場合は競争優位性がないと判断されます。

Value・・・市場における高い価値

Rarity・・・同様の製品を提供できる企業が少ない希少性

Imitability・・・容易に模倣できない(模倣困難性)

Organization・・・組織体制が整っている

プロダクトマーケットフィット

「プロダクトマーケットフィット(PMF)」は製品やサービスが特定の市場において顧客のニーズに応えており、市場から受け入れられている状態を指す言葉です。

この状態、つまりPMFを達成するためには、いくつかのステップが存在します。

事前に顧客の課題や提供できる解決策を検討した上で、MVPを開発し顧客からのフィードバックを受けながら改善を続けることになります。

顧客からのフィードバックを受ける手法としては「この製品が使えなくなったらどう感じるか?」などを問う顧客満足度調査や、「友人や同僚に勧める可能性」などを問うネットプロモータースコア(NPS)などの手法があります。

その他新規事業立ち上げ時に参考となりそうなフレームワーク・理論5選

ジョブ理論

顧客が製品やサービスを購入する理由を「解決したい課題(ジョブ)」に焦点を当てて考えるマーケティング理論です。

コーヒーメーカーを買う顧客は購入することが目的ではなく、「おいしいコーヒーを飲む」ことが目的であるように、顧客が本当に求めるものを考えることで、ニーズに合う製品やサービスを開発することができます。

イノベーションのジレンマ

既存市場で成功している企業が、現在の市場で求められている価値の向上を目的としたイノベーション(持続的イノベーション)に注力すると、新しい技術や市場への対応が遅れる傾向があります。

その結果、破壊的イノベーションを起こす企業に後れをとり市場を奪われる危険性を「イノベーションのジレンマ」と呼びます。

イノベーションのSカーブ

新技術や成長パターンをS字曲線で表現する理論で、以下の3つの段階があると言われています。

  • 導入期
  • 成長期
  • 成熟期

成熟期に入った技術は成長が鈍化するため、新しい技術が必要になるケースが多く、既存技術がどの段階であるかを検討することで新規事業のヒントになります。

フォー・アクション・フレームワーク

ブルーオーシャン戦略の一部として提唱されたフレームワークで、ブルーオーシャンを創るヒントとなる4つの行動指針です。

  • 排除:既存の常識を排除する
  • 削減:既存の要素で過剰なものを減らす
  • 増加:既存の要素で足りないものを増やす
  • 創造:既存の要素に全くないものを加える

スピード・ブレークス

ビジネスや市場の成長や成功を加速・減速させる要因について特定、分析するためのフレームワークです。

加速要因としては消費者の需要増や技術革新、研究開発費などの投資増などがあげられます。

減速要因としては競争の激化、法規制の変化、リソース不足などがあげられます。

これらを元に市場の成長が加速しているか減速しているかを判断することができます。

まとめ

新規事業立ち上げにおいてフレームワークを活用することや、様々なフレームワークについて学習することはとても重要です。

フレームワークは様々な成功事例や失敗事例を元に枠組みが作成されており、フレームワークを活用することで新規事業の成功確率を上げることも可能です。

アイデア発想のタイミングや事業戦略を検討するフェーズなど、様々な場面でフレームワークを活用することができ、将来的な事業計画書の作成にも役立てることができます。

フレームワークの多くはテンプレートが公開されていたり、利用者が使いやすい形に加工された上で無料で使えるものも多いため、今回ご紹介した中で気になるフレームワークやマーケティング理論があれば、ぜひご活用ください。

ディレクターバンクでは、オウンドメディアやSNSの運用代行だけでなく、新規事業に関するお悩みや、Webマーケティング施策についてご相談をお受けしています。

Webマーケティングに詳しい300名以上の人材が在籍しておりますので、新規事業立ち上げでお悩みのことがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

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